富山市のファミリーパークで8月中旬以降の1カ月間で、猛暑による脱水症状でフンボルトペンギン5羽が相次いで死に、今月22日から残る8羽の展示を中止している。8羽については、パーク内の施設で治療中で、体力の回復を待って展示を再開するという。 パークには13羽のフンボルトペンギンがいたが、8月19日に22歳のメスが脱水と肝不全で死んだ。9月に入って4日と5日に相次いで各1羽が脱水症状を起こして死んだため、この時点で、体調不良の3羽をパーク内の動物病院に移し、残る7羽にビタミンなどを投与して展示を続けた。しかし、9日と21日にも各1羽が死に、すべてのペンギンを動物病院に移して集中的に治療することにしたという。 約1カ月の短期間で5羽が死ぬのはパークでは初めて。解剖の結果、死因はいずれも熱中症による脱水だった。今年は記録的な猛暑だったが、普段、水辺に住んでいる生物ということもあり、パークでは、特