1943年生まれ。67年東京都庁経済局に入庁。高齢福祉部長、計画部長、政策報道室理事を歴任。99~2003年に石原慎太郎知事のもとで副知事。専門は自治体政策、都市政策、危機管理、日本史人物伝。『東京都知事列伝 巨大自治体のトップは、何を創り、壊してきたのか』(2020年、時事通信出版局)、『世界の街角から東京を考える』(2014年、藤原書店)など。 中止の代償は大きい 世界都市博は、博覧会でも五輪でもない第三の国際行事として臨海部の開発途上を見せようと、世界の都市とともに新しい都市像を提案する都市フロンティア運動を提唱した。博覧会条約の縛りなくやろうという狙いもあった。 だが開発途上のインフラ整備が間に合わないこともあり、開催は96年に延期された。鈴木知事の4期目の任期は95年に終わる。84歳になっていた鈴木知事は後継者を擁立したが都市博中止を訴える青島幸男氏が当選した。 青島知事は、都市
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