残念なことに日本に狼(オオカミ)はもういない。狼の遠吠えがどんなものなのか?実際に聞くことはできないが、荒野に響く狼の遠吠えは遠くからでもよくわかるし、とてつもなく恐ろしく感じることもあるだろう。 低く長い続くというその鳴き声は、彼らにとっては遠く離れていてもコミュニケーションできる完璧な方法だ。 だが、狼はどうして、広大な森やツンドラで、姿の見えない相手に対して、なぜ必死に連絡をとろうとするのだろう?それには理由があるようだ。 狼の遠吠えには意味があり、個体によって違いがある 狼は単にでたらめに遠吠えしているのではないことはわかっている。彼らは群れによって特有のさまざま遠吠えを、状況によって使い分けている。 また、人間の話し方のように、個体によっても鳴き声が違うので、科学者たちは鳴き声によって個体を特定できるという。 狼の遠吠えにはいくつかの目的があるが、最も特徴的なものは、群れから離れ
H.H. the Dalai Lama: The Ethics of Interdependence この短いインタビューの中で、ダライ・ラマはビックリするようなことを言っている。「今、世の中の倫理が乱れているのは、宗教的伝統から切り離されてしまったからでしょうか?」という質問に対し「それは宗教には関係ない」とキッパリと言っているのだ。 Now, if we extend this logic of dependence further—from the family out to the community and society, to the national and international levels, and even to the economy and environment—then we can see how interconnected we are, how
・社会的排除―参加の欠如・不確かな帰属 Diversityという言葉があるが、英語では多くの場合、この単語はDiversity and InclusionまたはInclusivenessというセットで使われる。多様性を実現しただけでは単なるバラバラなのであって、包摂の力があるからこそ組織や社会に活力がうまれる。包摂の逆がこの本のいう排除である。ホームレスやワーキングプア、ネットカフェ難民など、不安定な就労、家族を持たない、住居の形成が不確か、地域を転々とする、といった生活状況で、社会参加や確かな帰属を得ることができないでいる人々がうまれる原因を探る。 「こうした主要な社会関係から特定の人々を閉め出す構造から、現代の社会問題を説明し、これを阻止して、「社会的包摂」を実現しようとする政策の新しい言葉が、『社会的排除』(social exclusion)である。」 著者はホームレスやネットカフェ
きのうの記事の続きだが、日本の自殺率がなぜこれほど高いのかというのは、かなり深刻な問題だ。それが「失われた20年」に増えたことから考えても、いま日本社会が直面している変化を象徴しているように思われる(テクニカルで長文)。 基本的な原因として自殺を名誉ある行為とする文化があり、経済的な苦境や高齢化による病気が増えたことも事実だろう。しかし時系列データでみても、1990年から10年ほどの間に1.5倍にも激増したのは、ただの不況や失業の問題とは思えない。興味あるのは、主要国の中で韓国の自殺率が日本と並ぶ高さになり、しかも同じように90年代以降、急増していることだ。以前の記事でも書いたように、日本と韓国は「双子国家」であり、両国には相違点が多いが共通点も多い。似ているのは、日本の系列や韓国の財閥に代表される長期的関係によるガバナンスが崩壊しつつあることだろう。 囚人のジレンマから協力が発生する
人は、集まれば群れたがる。実社会でしばしば見られる現象だが、Webでもそれは変わらない。 趣味が一緒の仲間が集まるWeb上の小さなコミュニティは、mixiやゲーム、サービスやブログなどをはじめ、Webのいたるところに存在する。人数は数人から多い所では千人単位となる。これらはWebというつながりの世界において生まれた情報縁といえる。何か共通する部分や趣味を一つ持つことからつながりは始まるが、中にいる人々は、全然自分と違うタイプもいれば、似たタイプもいる。まさに偶然の出会いである。 ただ、こういったWebコミュニティは流動的で、やがて人々は様々な理由によってコミュニティを離れていく。様々な人との出会いがあり、別れもある。コミュニティ自体が廃れていくことだってある。 やめる理由としては、単に興味がうせた、飽きたなどによる自然消滅が主で、他にもコミュニティ内での仲たがいや、参加度などによって、人々
2008年01月03日06:45 カテゴリOpen Source オープンソースはゲットーか? 問題は、それがなぜか、ということ。 ZSFA -- Rails Is A Ghetto (2007-12-31) Matzにっき(2008-01-01)高速HTTPサーバMongrelの作者であるZed Shawが、 Ruby(やRails)を離れて、LuaやPythonやFactorに移ろうか、という話。 「RoRコミュニティが『アホでバカで低能』」だから、というのでは、半分しか読んだことにならない。 『ワーキングプア』まで読み取らないと。 とても惰訳できるものではないので、英語が読める人は是非原文を読んで欲しいのだけど(ただし、4-letter-wordsだらけ。Rated RじゃすまなくてRated X)、日本語による要約は、とりあえずざっと眺めた限り以下が一番よく出来ているので紹介。 R
せけん一般のブロガー はてなダイアラー まず、ふつうのブロガーよりも監視が厳しい。 なので、すぐにブックマーカーがやってきます。 とくに RSS→ブックマーク ブックマークタグ→RSS→ブックマーク キーワード→RSS→ブックマーク などの連携による立体的な作戦が迅速かつ効率的に展開されるので、生き残るためにはそれなりにずる賢く、敏捷でなければなりません。 しかもキーワードはしばしば地雷の役目も果たすので、うかうか歩きまわると爆発→狙撃コンボが起動します。といってじっとしていると、市民権を剥奪されてしまいます。 さらには「はてなダイアリーはむずかしいよね」といった苛酷な環境要因も手伝い、はてなダイアラーは*1一年もしないうちにみごとにタフに成長するのです。 まぁもう一方にのんびりしたはてな界隈という面もあるのが、はてなの面白いところなわけですが。 [はてなの明るい農村と苛酷な狩猟民] *1
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