淑徳大学 小鴨 英夫 1.連邦政府からの補助金 アメリカ合衆国の障害児教育は、「障害児教育法(Individuals with Disabilities Education Act, PL101-476)」及び「初等中等教育法(The Elementary and Secondary Education Act, PL91-230)」の2つの法律によって、財政的に連邦政府より州への援助が行われている。 障害者教育法のパートBによる連邦政府から州への補助金は、1994会計年度の間に、21億4,900万ドルに上り、児童生徒1人当たりにすると413ドルで、過去3年間と比べあまり変わらない額となっている。 また、初等中等教育法のChapter1による州への補助金は、児童生徒1人当たり387ドルであった。 1994会計年度の補助金の総額は22億6,700万ドルとなり、前年度より8,740万ドル増加し