中国メディアは、日本企業の技術の高さを評価し、中国との技術格差について分析する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
日本の台湾植民地統治を描いたNHK番組「JAPANデビュー第1回『アジアの“一等国”』」が「反日的」だと自民党国会議員や右派勢力から攻撃されている問題で、NHK経営委員会の小丸成洋委員長は14日、「経営委員会の中で(番組を)議論したい」との考えを示しました。定例会見で記者の質問に答えたもの。 小丸委員長はこれまで、同番組について「経営委員は放送法により個別番組の編集に立ち入ることはできないが、事実を曲げたことは一切ないと執行部から説明を受けている」と答えていました。 しかし、5月の経営委員会で小林英明委員が、同番組を「歴史的事実がなかった内容を放送し、放送法違反」だと攻撃。これに対して、市民団体「開かれたNHKをめざす全国連絡会」(世話人・松田浩氏ら4人)は7日、「放送の自由に対する政治的圧力」だと抗議する要望書を経営委員会や執行部に提出しています。 会見で小丸委員長は「そういうこと(抗議
日本による台湾統治を取り上げたNHKスペシャル(4月5日放送)の評価を巡る論議が政界に波及している。自民党議員が国会で番組内容を批判すれば、共産党の議員は良い番組だと述べ、評価は割れる。番組に関する訴訟も起きたが、NHKは「内容に問題はない」との姿勢を貫いている。【「JAPANデビュー」取材班】 ●国会では主張二分 国会で取り上げられたのは、鎖国を解き欧米列強に追いつこうとする近代日本の歩みを描く「シリーズ・JAPANデビュー」の1本目「アジアの“一等国”」。 日本にとって初の植民地だった台湾の半世紀に及ぶ統治を、2万6000冊に及ぶ台湾総督府文書や、欧米各国に残っていた文書などを基に検証し、日本とアジアのかかわりの原点を探った。 6月25日の参院総務委員会で、自民党の世耕弘成議員は「放送された内容は、私が知っている台湾の人々の対日観とあまりにかけ離れている。相当偏った取材をしたのではない
日本の台湾統治を取り上げた番組に偏向・歪曲(わいきょく)があったとして、視聴者らがNHKを相手取り、損害賠償請求の訴訟を起こした。 問題の番組は4月5日に放映されたNHKスペシャル「アジアの“一等国”」である。原告には台湾人も含まれている。「取材に応じた台湾人の話を一方的に都合良く編集している」と指摘し、具体的に台湾統治下の暴動を「日台戦争」と表現したり、先住民族を日英博覧会(1910年)に出演させた企画を「人間動物園」と表現したりしたことを例として挙げている。 いずれも聞き慣れない言葉だ。それをあえて使ったNHK側に戦前の日本と台湾の人々に対する悪意と偏見がうかがわれる。 NHKの取材に協力したのは旧制台北第一中学の卒業生たちだ。日本の良い面も悪い面も話したのに、悪い面だけが放送された、NHKにだまされた、などと訴えている。法廷では、NHKがどんな取材を行い、どう編集したかも明らかにして
日本共産党の山下芳生議員は25日、参院総務委員会で、日本の台湾統治問題を扱ったNHKスペシャル「シリーズJAPANデビュー第1回『アジアの“一等国”』」(4月5日放送)に対し、「反日的だ」などの攻撃が加えられている問題を取り上げ、福地茂雄NHK会長に“政治の圧力”から自主・自律を守るよう求めました。 山下氏は同番組について、「歴史を直視することでこそ、相互理解とより深い友好関係が構築できる」と高く評価しました。 一方で自民党議員が番組を非難する議員連盟を今月11日に発足させたことについて、「NHKとして“政治からの圧力”にどう臨むのか」とただしました。 福地会長は「恣意(しい)的編集はなかったと私自身感じている」「公共放送が何人からも干渉されず、放送による言論の自由を確保すること、公平・公正という公共放送の生命線はゆるがせにできない」との考えを示しました。 山下氏は、放送倫理・番組向上機構
戦前の日本による台湾統治を取り上げたNHKスペシャルは事実を捏造(ねつぞう)し、偏向した放送法違反の内容だとして、小田村四郎・元拓殖大総長ら8389人が25日、NHKを相手に1人当たり1万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。 番組は4月5日に放送された「シリーズ・JAPANデビュー 第1回アジアの“一等国”」で、証言や史料から統治を検証する内容。原告側は訴状で「NHKスタッフは自分たちの製作意図を台湾人男性自身から出た言葉であったかのように撮影し、放送したことは『やらせ』取材で、事実を曲げないことなどを定めた放送法に違反する」と主張している。 NHKは「番組の内容には問題がなかったと考えている」とコメントを出した。
台湾統治で偏向報道…8300人、NHKに集団訴訟 「虚偽の事実捏造。極めて悪質」 日本の台湾統治を取り上げた、NHKスペシャル「アジアの“一等国”」(4月5日放送)の偏向・歪曲問題で、8300人を超える視聴者らが25日、放送法や受信契約に違反する番組で精神被害を受けたとして、NHKを相手に計約8300万円の損害賠償を求める集団訴訟を東京地裁に起こすことが分かった。 問題の番組は、台湾統治を現地取材や歴史的資料をもとに振り返ったものだが、放送直後から「全篇が“歪曲報道”の連続」(ジャーナリストの櫻井よし子氏)、「日本の台湾統治を批判するため、台湾人の証言を都合よく操作した」(日本李登輝友の会)などと批判が続出している。 訴状によると、原告らは、同番組について「事実に反し、一方的な『やらせ』取材をし、虚偽の事実を捏造し、極めて悪質で偏向したものである」と断定。政治的に公平で、事実に即した良質な
NHKスペシャル「アジアの“一等国”」(4月5日放送)に出演した台湾人や日台友好団体から番組内容が「一方的だ」と批判が相次いでいる問題で、自民党有志議員が3日朝、報道内容を検証する「公共放送の公平性を考える議員の会」(仮称)の準備会合を国会内で開いた。 安倍晋三元首相、中川昭一前財務相、菅義偉自民党選対副委員長ら30人近くが会合に出席。会長に古屋圭司党広報本部長を内定するとともに、今月中旬に総会を開くことを決めた。 日本の台湾統治を取り上げた同番組は、1910年の日英博覧会で、台湾の先住民族を紹介したことに関連し「人間動物園」と表現したが、これについて中山成彬元国土交通相がNHKに再質問を行う。同会では中山氏への回答を踏まえ、報道内容を検証、再放送に際し“改善”を求めていくことにしている。
NHKの偏向報道に抗議したデモが三十日、東京・渋谷のNHKホール前のケヤキ並木で行われた。千百五十人に膨らんだ参加者は「台湾と日本を分断するNHKを許さない」などとシュプレヒコールを上げ、番組制作責任者の罷免と「JAPANデビュー」の放送中止をNHKに求めた。 問題となっているのは先月五日、NHK総合テレビが放送した「NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー 第1回『アジアの“一等国”』」。 この番組でNHKは、台湾住民のインタビューを恣意的に編集。この自虐史観に基づいた反日的報道が、放送法に反した偏向報道として批判の俎上に上っている。 デモ前に行われたリレー・トークで拓殖大学の藤井厳喜客員教授は「放送の自由は大事だが、嘘をつく自由はない。NHKの解体的出直しを求める」とした上で、「かつてNHKが作った『シルクロード』で、二十七万人ともいわれる日本人観光客が出掛けていった。だが、楼蘭は
台湾南部に広がる穀倉地帯・嘉南平野は、かつては干ばつがひどい不毛の土地だった。転機となったのは、日本統治時代の1930年の烏山頭(うざんとう)ダム建設だ。当時、東洋一の規模を誇る巨大ダム事業を指揮したのは、総督府の技師、八田与一(はったよいち)氏である▲ダムの完成で緑の大地を手にした嘉南の人々は、湖畔に銅像を設置し、技師の功績をたたえた。42年にフィリピンに向かう船上で米軍の攻撃を受け56歳で戦死すると、銅像のそばに墓も建てて供養するようになる▲昨日は命日で、現地の水利組合による恒例の慰霊祭が墓前で営まれた。80年代からは遺族や出身地・金沢の関係者らも出席し、交流を重ねている。昨年に続いて今年も馬英九総統が参列した▲なぜ、これほど台湾で慕われているのか。農業への貢献など実利的な側面だけではない。八田氏は工事殉職者の慰霊碑に日本人・台湾人の区別なく死亡順に名前を刻んだ。「そんな分け隔てのない
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