※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。 少女同士の恋愛をモチーフに10代の心情の機微を丹念に描いた「やがて君になる」。2018年10月から12月まで放送されたアニメーションにおいても、その作品性を映像へと見事に昇華させ、高品質な芝居とフィルム感で視聴者を魅了した。本作ではいかにしてあの映像美が生まれたのか、加藤誠監督に作品づくりにおける重点を聞いたところ、演出の思考法から現場監督としてのプロデュース論まで熱く語っていただいた。 侑と燈子2人の作品にする ── まず、加藤監督が監督作としてこの原作を選ばれた理由からうかがえればと思います。 加藤 原作元のKADOKAWAさんから最初にいくつか原作をいただきまして、「この中で監督をやりたいと思うものがあったら」というお話をいただき