業界1位ヤマダ電機のヒストリー 現在、家電量販店業界1位のヤマダ電機は、売上高1兆4436億円(2007年3月期売上高)と、2位エディオンの2倍の規模を誇る。群馬県を基盤にチェーン店を展開し、1980年代に北関東を舞台にコジマ(栃木県が基盤)やケーズデンキ(現ケーズホールディングス、茨城県が基盤)と、「他店より安い価格表示」「同業他社の近隣に出店」など激しい“YKK(ヤマダ・コジマ・ケーズデンキ)戦争”を繰り広げながら規模を拡大してきた。1990年代後半にはコジマに水をあけられたが、郊外型の大型店舗を着々と出店。2000年以降は、全国各地の量販店に対して提携や買収を進め、2002年に業界1位の座をコジマから奪取した。 ヤマダ電機は2005年、日本で初めての売上高1兆円を達成し、全都道府県へと進出する。次いで、駅前に都市型の大型店舗の出店を開始した。2006年3月、大阪の難波駅近くに「LAB