来春卒業予定の高校、大学生らを対象にした合同就職面接会(県、岡山労働局など主催)が24日、岡山市北区大内田のコンベックス岡山で開かれた。 厳しい雇用情勢を踏まえ、初めて卒業から3年以内の未就職者にも門戸を広げた。 前年(約800人)を上回る約910人が訪れ、このうち既卒者は約140人を占めた。参加者は、県内に事業所がある170社が設けたブースを回り、企業担当者から説明を受けたり、面接に臨んだ。 大学4年女子(21)=瀬戸内市=は「1月から50社ほど回ったが、まだ内定がもらえない」、今春大学を卒業した男性(23)=備前市=は「既卒者が参加できる機会を有効活用したいけれど、採用枠が少なく昨年以上に厳しい」と話していた。 厚生労働省などの全国調査では、来春卒業予定の大学生の就職内定率は10月1日現在で過去最低の57・6%。県内高校生は9月末現在で50・8%と前年同期を8・1ポイント上回っているも