桐蔭学園。 かつては文武両道の名門校と呼ばれていたが、近年、凋落の一途を辿っている。理由は明白である。 「生徒は強引に従わせるべき、奴隷同然の存在である」という、戦後の軍隊教育さながらの教育マインドが、現場で延々とまかり通っているからだ。 教師が生徒を過剰に怒鳴る、叩く、長時間椅子の上に立たせる、といったパワハラ、モラハラは日常茶飯事で、教師が生徒を「学校を辞めさせるぞ」「進学させないぞ」と脅す事も当たり前。 桐蔭学園に通う生徒達にとって、この学校で過ごす時間は、刑務所同然なのだ。 当然、苦痛に耐えられず、大事な受験期で不登校になったり、学校を辞めていく生徒も続出する。ある年では、成績下位の生徒複数人に、学校側が脅しをかけ、自主退学を促した事実もある。そして学校側は無論、辞めていった生徒達の人生に対しては何の責任も取らない。 それどころか、成績上位の生徒のデータだけを抜粋して、さも学校全体