本屋のビジネス書コーナーに行くと、「自分を変える」とか「◯◯の習慣を身につける」とか、そういう本がいつもたくさん置いてある。たくさん置いてあるということは、それはそういう本が人気でよく売れているということを意味している。 注意が必要なのは、この手の本は「テーマが重複している」のにも関わらず「ずっと売れ続けている」ことだ。それこそD・カーネギーの『道は開ける』とかスティーブン・R. コヴィー『7つの習慣』以来、色んなタイプのものが出ては、飽きられることなく消費されつづけている。 仮に、『自分を変える◯◯』みたいな本が10万部ぐらい売れたとしたら、その10万人はもう自分を変えることができたので、もう次に「自分を変える」というテーマの本を出してもこの10万人は買わない……というようには普通ならない。やはり、同じような人たちが同じような本を買う。むしろ、ビジネス書市場や自己啓発本市場は、そういった
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