携帯電話、パソコンなどIT(情報技術)機器あるいはハイテク製品には多くの種類のメタル、レアメタル(希少金属)が使われている。携帯電話を例に取ると、金や銅、ニッケルなど19種類もある。1台当たりの使用量はそれほど多くなくても、なにしろ普及台数が多いのでメタルの総使用量は膨大になる。 特に、人口が都市に集中していることを考えると、都市にメタル類が蓄積している。このため、都市鉱山という名がつけられたわけだ。 使用済みの機器や製品を回収して、その中からメタルを取り出せば、遠い海外の鉱山で自然を破壊しながら採掘した鉱石を日本に運んできて精錬しなくて済む。地下資源に対して、地上資源と呼ばれることもある。 都市鉱山は「品位が高い」 1台当たりのメタルの使用量あるいは含有量はそれほど多くないとは言っても、鉱山のバージン鉱石の含有量に比べるとはるかに多い。鉱山用語で言えば、「品位が非常に高い」。 例えば、携
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