パナソニックは28日、三洋電機とパナソニック電工を完全子会社化する方針を固めた。年内にも株式公開買い付け(TOB)や株式交換を実施する。買収総額は9000億円規模になるとみられる。パナソニックは2009年に三洋を、04年にパナ電工を子会社化した。全株式を取得することで経営を一体化し、電池や住宅周辺事業に経営資源を集中。AV(音響・映像)機器から、環境・エネルギー分野に主力事業を切り替え世界展開を
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
パナソニック電工は,LED照明器具「EVERLEDS」シリーズの新製品を2009年4月以降約340品番発売し,商品群の拡充を図る。住宅向けに約130品番,非住宅向けに210品番を投入する予定。従来の製品群410品番と合わせて750品番をそろえ,住宅用から店舗や街灯などあらゆる領域でLED照明の導入を推進する。発光効率が高くなり「主照明としてLEDが使えるようになってきた」(同社)ためだ。2012年にはLED照明の売上高を300億円にしたいとしている。これによって照明事業全体に占めるLED照明の割合を現在の5倍の約10%にする計画である。 開発・販売体制の強化も図る。市場や他社の動向などの情報を製販で共有するため,2009年4月に,商品企画や製造を担う照明事業本部と営業企画や販売を担う電材マーケティング本部の横断的組織として「LED検討委員会」を設置する。市場のニーズを共有することで迅速な商
パナソニック電工は,2009年3月27~30日に千葉の日本大学で開かれた「日本化学会第89春季年会」での講演で「色素増感光電変換素子」を開発していることを明らかにした。室内での変換効率は,結晶Si型やアモルファスSi型太陽電池よりも高いという。同社は,まず室内のセンサやLEDの電源として同素子を実用化する方針である。 同社は,独自に開発した色素増感型太陽電池と結晶Si型やアモルファスSi型太陽電池の発電能力を,室内照明を想定した200lxの蛍光灯下で比較した。色素増感型の発電能力は最大7.9μW/cm2で,アモルファスSi型の約1.2倍だったとする。「実際の用途では,数μW~数mWの電源になる」(パナソニック電工)。そして当初の価格は「アモルファスSi型などと同程度になるだろう」(同社)。 センサなどの次には,さまざまな色や半透明な太陽電池など高意匠性を狙う用途があり得るとする。「既に光の
LEDや有機ELを利用した照明が注目を集めている。3月3~6日に東京ビッグサイトで開かれた照明技術や照明器具の展示会「ライティング・フェア 2009」でも,展示品の大半がLEDや有機EL照明が占めていた(同展示会の関連記事)。 LEDや有機EL照明の現状と課題,今後の開発の方向性について,パナソニック電工 先行技術開発研究所 技監(東京農工大学客員教授,大阪大学特任教授)の菰田 卓哉(こもだ・たくや)氏に聞いた。(聞き手は安保秀雄=編集委員) 問 LEDや有機EL照明の現状はどうなっているのでしょうか。 菰田氏 30年ほど照明分野の研究開発を行ってきましたが,今年の「ライティング・フェア」は,照明が変革期であることを象徴するものでした。今までの照明の代表である,白熱灯や蛍光灯関連の展示がほとんどなかったからです。ほとんどの照明メーカーはもちろん,今まで照明とあまり関係のなかった企業も,LE
革新的な「金属光造形複合加工技術」は、松下電工が開発した基本技術をベースに、松浦機械製作所、OPMラボラトリー、九州工業大学、金沢大学などとの産学官連携プロジェクトとして実用開発が推進されてきたもの。これまでは、分割加工や放電などの除去加工を施さなければできなかった、深いリブ構造などの複雑な形状を持つ金型の設計・製作に、金型の分割などを行うことなしに一体的に加工できる方法を開発。それが「金属粉末のレーザー溶融積層と高速切削を同一装置内で行う加工法」。ワンプロセスでの複雑形状加工を実現させたことで、金型製作にかかっていた期間とコストを2分の1~3分の1に低減。商品開発の短期間化、優れた省エネ成形に注目が集まっている。
知的財産権に関するコンサルティング事業を営むアイ・ピー・ビー(以下,IPB)は,LED照明事業に携わるメーカーの技術競争力を独自指標に基づく「出願人スコアランキング」の形にまとめた(発表資料)。これによれば,LED照明分野の技術競争力でトップに立つメーカーは日亜化学工業という。 IPBによれば「出願人スコア」とは,出願した特許の質と量の観点から出願人の特許力を評価するもの。ランキングの対象は,日本の特許庁にLED照明関連技術を出願している企業や大学,研究機関,個人。1993年1月から2008年2月までに発行された公開系特許公報(約5400件)をもとに集計している。 日亜化学は,このランキングで出願件数は3位だったものの,質の面で高得点を獲得した。IPBは「LED素子」「蛍光体材料」「LEDパッケージ」「駆動回路」「LEDモジュール/照明器具」の5分野ごとに分析しており,日亜化学はこのうち「
個人情報の保護 新聞倫理綱領 著作権・リンクについて 記事使用 Web広告のご案内 お問い合わせ先一覧 FujiSankei Business i. on the webに掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。 このサイトは、フジサンケイ ビジネスアイ(日本工業新聞社)から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く