2月20日、ECBのトリシェ総裁は、ゼロ金利にはマイナスの側面もあるとの認識示す。写真は昨年12月、ブリュッセルにある欧州議会の委員会で(2009年 ロイター/Thierry Roge) [パリ 20日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は20日、ゼロ金利にはマイナスの側面もあるとの認識を示した。ECBが次回3月5日の理事会で主要政策金利を引き下げる可能性についてはコメントを控えた。 ただ、ゼロまで金利を引き下げることについては、前回の理事会後に示した姿勢を堅持するとし「ゼロ金利に関連した不都合がいくつかあると述べた。それがすでに表明したわれわれの見方だ」と述べた。 総裁はまた、ユーロ圏と米国の短期金融市場では金利格差が比較的小さくなっているとの認識を示した。3カ月物の金利水準を比べると「意外なほど格差が小さくなっている」と述べた。 さらに、主要中央銀行はより大きな監督役割を
1月21日、欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が欧州議会委員会で証言。写真はECB本部での会見で。15日にフランクフルトで(2009年 ロイター/Kai Pfaffenbach) [ブリュッセル 21日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は21日、欧州議会の委員会で証言した。総裁の発言要旨は以下の通り。 昨年12月8日に欧州議会で証言して以降、ユーロ圏の景気見通しは引き続き悪化しており、インフレ率もさらに低下した。 インフレ圧力とインフレリスクの低下が続いている。先の利下げなどの影響も踏まえ、金融政策の運営上適切な中期的視点で今後を展望すると、ユーロ圏のインフレ率は、中期的な物価安定の定義に沿った水準にとどまる見込みだ。 ECB理事会の見解では、中期的な物価安定に対するリスクは、総じて均衡している。
[ブリュッセル 4日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は4日、政策金利を0.75%ポイント引き下げ2.50%とした。0.75ポイントの利下げはECBとしては最大で、政策金利はほぼ2年半ぶりの水準に低下した。 一方、今後の見通しについて、トリシェECB総裁は記者会見で明言を避けた。「わたしは何事も除外しないが、何事も事前にコミットしていない。いつも必要なことに目を向けている」と語った。投資家が来月の0.5%利下げを見込むのは正しいかとの質問には「1月のことについては何も言わない」と述べた。 総裁は、過去約2カ月間ですでに1.75%ポイントの利下げを行ったと強調、過去の利下げの効果を見極めたいとした。 ECBの利下げに先立ち、イングランド銀行(英中銀)は1.0%ポイント、ニュージーランド中銀は1.5%ポイント、スウェーデン中銀は1.75%ポイント、それぞれ利下げを行った。 INGのエコノミス
【欧州総局】欧州中央銀行(ECB)は6日、定例理事会を開き、ドイツやフランスなどユーロ圏15カ国の最重要政策金利を現行の年3.75%から0.5%引き下げ、年3.25%とすることを決めた。英イングランド銀行(BOE)も6日の金融政策委員会で最重要政策金利を現行の年4.5%から1.5%と異例の大幅利下げを決め、年3.0%とした。スイスとチェコも政策金利をそれぞれ0.5%、0.75%引き下げた。 世界的に深刻化した金融危機が実体経済にも波及し、欧州でも景気後退色が強まっているため、利下げで景気下支えを図る狙い。ECBとBOEはいずれも10月8日、米連邦準備制度理事会(FRB)と協調して0.5%利下げしており、1カ月間で2回の利下げに踏み切った。 FRBは先月29日にも政策金利を0.5%引き下げて年1%、日銀も同31日に政策金利を0.2%引き下げて年0.3%としており、世界的な不況懸念が高まる中、
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