レトルトカレーやレトルトの「丼のもと」、お茶漬けの売れ行きがが絶好調でメーカー各社を驚かせている。小麦の価格高騰で、パンや麺類の値段が上がり、コメに値ごろ感が出てきたためだ。それに加え、ガソリン価格高騰でファミリーレストランや外食チェーンなどから客足が遠のき、「家庭で手軽に食べられる」インスタント商品が驚異的な伸びを示しているのだ。 「丼のもと」がなんと29%も増えた 「非常に驚いている。この好調さは最近で経験したことがない」 驚きを隠さないのはハウス食品の広報担当者だ。同社によれば2008年4~6月のカレールーの出荷量が前年同期比で5%増え、レトルトカレーは同で20%増えた。もともとレトルトカレー市場はあまり変動がないといわれ、2割の伸びを示すのは異例の事態だ。 最近では、小麦粉の価格高騰が原因で、パンや麺といった商品の値上げが相次いでいる。なかでも、値ごろ感があったカップめんも08年1
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