起業家が思い描く“不確実だが大きな可能性のある未来”を誰よりも先に信じ、投資やメンタリングを通じて支援する──そんなベンチャーキャピタリストの仕事に憧れを抱き、知識も経験もゼロの状態ながら、自らの手でキャリアを切り拓いていった女性がいる。 その女性は、独立系ベンチャーキャピタル「ANRI」のアソシエイト、江原ニーナだ。年齢は23歳。最年少の女性キャピタリストとして、主にシード期のC向けサービスへの投資を担当。これまでに数社のスタートアップに投資を実行している。 女性の数が圧倒的に少ない。そう言われることの多いベンチャーキャピタル(VC)業界において、江原はまさに異色の存在。現在、彼女は即決投資プログラム「ソクダン」の責任者を務めているが、実は「大学1年生の冬までスタートアップのことは何一つとして知らなかった」という。そんな江原が、なぜベンチャーキャピタリストの道を志すようになったのか。また