[東京 29日 ロイター] NTT9432.Tは来年度中にも光回線サービスの「フレッツ光」の料金を引き下げる方向で検討に入った。来年4月は競合他社に光回線を貸し出す際の「接続料」も改定時期にあり、消費者向けと事業者向けの両方を引き下げて光回線の普及を促す。 関係者が29日、ロイターに語った。 2015年までに全世帯にブロードバンド回線を普及させる「光の道構想」の実現に向け、総務省は今月14日、NTTに対して接続料の引き下げなどを求めた基本方針をまとめた。現行の接続料は、NTT東日本が1単位あたり4610円、NTT西日本は4932円。11年4月は改定時期のためNTTは引き下げの方向で見直しに入っており、年度内に総務省の認可を受ける見通しだ。 関係者によると、接続料の見直しに合わせて、消費者向けのフレッツ光の料金も引き下げの方向で検討している。現行料金は、東日本が月5200円、西日本が月540