(数多 久遠:小説家、軍事評論家) 2019年1月23日にJBpressに掲載された拙論「誰も指摘しない北方領土の軍事的価値」(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55232)に、意外なところから反応がありました。ロシアのメディア、「スプートニク」や「タス通信」などです。 まず、スプートニクは2月5日に以下の記事を掲載しました。 ・「南クリル(筆者注:北方領土のロシア語表記)への米ミサイル配備に関する日本のマスコミの記事は不適切であり、露日交渉の助けにはならない=駐日ロシア大使」 https://jp.sputniknews.com/russia/201902055888509/ スプートニクは、ロシアの政府系メディアで、ソ連時代にラジオを使って行っていた対外宣伝の流れを汲んでいます。当然、そこで報道される内容は、ロシア政府の意向に沿ったものだと言えま