Intel,「Atom x7」「Atom x5」「Atom x3」の概要を発表。タブレット向けのAtom x7&x5は「Cherry Trail+第8世代グラフィックス」に ライター:米田 聡 2015年3月2日23:00,Intelは,同日からスペインのバルセロナで開催されている携帯電話・モバイル機器関連見本市「Mobile World Congress 2015」(以下,MWC 2015)に合わせて,次世代Atomプロセッサとしてその名称だけが予告済みだった「Atom x7」「Atom x5」「Atom x3」の製品概要を公表した。 Atom x7とAtom x5は開発コードネーム「Cherry Trail」(チェリートレイル)と呼ばれてきたもので,おもに大画面スマートフォン(≒ファブレット)やタブレット端末を狙ったSoC(System-on-a-Chip)である。モデム機能を提供する
Intel,タブレット向けSoC「Bay Trail Refresh」における省電力化の秘密を解説。年内には低価格Windowsタブレットも続々登場 編集部:小西利明 IntelのAtomプロセッサを採用するタブレット端末が続々登場しているが,ときどき見慣れないプロセッサナンバーのAtomが採用されていることに気付いたことはないだろうか。タブレット端末向けSoC(System-on-a-Chip)であるAtom Z3700シリーズは,2013年に登場したものだが,2014年に入ってからもIntelは,同シリーズのラインナップを拡充し続けているのだ。 2014年9月26日,Intelの日本法人であるインテルは,都内で記者説明会を開催し,開発コードネーム「Bay Trail Refresh」と呼ばれるAtomプロセッサの最新ラインナップと省電力化の工夫について説明した。説明会の概要を通じて,B
Intel,組み込み機器用超小型コンピュータ「Edison」を正式発表。SilvermontアーキテクチャのAtomをCPUコアに採用 ライター:塩田紳二 Intelが公開した開発者向けのEdison development board 2014年9月10日1:00,Intelは,組み込み機器向けのCPUモジュール「Edison」(エジソン)を正式に発表した。CPUコアやメモリを内蔵するSoC(System-on-a-Chip)とストレージ,無線通信機能などを25×35.5mmという小さな基板上に搭載した超小型のコンピュータで,いわゆる「IoT」(Internet of Things,インターネットにつながる小型デバイス)用途に使うものだ。 米国では本日から出荷を開始するとのことで,日本市場では10月に出荷する予定とされている。本稿ではEdisonの概要を簡単にまとめてみたい。 Silve
Intel,タブレット向けAtomでRockchipとの提携を発表。モデム統合型SoC「SoFIA」は4CPU版やLTE版を2015年前半に投入 編集部:小西利明 北米時間2014年5月27日,Intelは,中国の半導体メーカーFuzhou Rockchip Electronics(以下,Rockchip)との提携を発表した。3Gモデム機能を統合し4CPUコアを搭載するAtomベースのSoC(System-on-a-Chip)を両社が機器メーカーに対して提供するという。この提携を通じて両社は,エントリー向けAndroidタブレット端末に対するIntelアーキテクチャの普及促進を目指すとしている。 2014年4月に中国深セン市で開かれたIntel Developer Forumにて,SoFIAについて説明するBrian Krzanich氏(CEO,Intel) また,この提携に関する発表では
Intel,新型Atomこと「Bay Trail-T」で実現された高速化の仕組みを明らかに。タブレットの発熱を細かく制御する「DPTF」も初公開 編集部:小西利明 Atom Z3000に関する技術説明を担当した,インテル モバイル&コミュニケーション事業部 カスタマー・テクノロジー・ソリューション プラットフォーム・ハードウェア・エンジニアの平井友和氏 2013年11月27日,Intelの日本法人であるインテルは,都内にて記者説明会を開催した。今回のテーマは,搭載製品が登場し始めた「Atom Z3000」(開発コードネーム,Bay Trail-T)シリーズを軸にした,タブレット市場に向けたIntelの取り組みである。 説明会が始まる前には,「Atom Z3000でタブレット市場も頑張ります!」というだけの話かなと思っていたのだが,さにあらず。同社モバイル&コミュニケーション事業部のエンジニ
Intel,14nm世代のスマホ&タブレット向けAtom「Cherry Trail」を2014年後半に出荷。2015年には10nm世代でファウンドリビジネスに本格参入 ライター:塩田紳二 Intel Investor Meetingでスピーチする,Brian M. Krzanich氏(CEO,Intel) 北米時間2013年11月21日,Intelは米国カルフォルニア州サンタクララにある本社で,投資家向け会議である「Intel Investor Meeting」(以下,Investor Meeting)を開催した。これは,株主や投資家,アナリスト向けにIntelが目指す方向性などを示すためのものだ。それゆえに,開発者向けイベントのような技術的に細かい情報は出てこない,一方,企業としてのIntelがどのような方向を目指しており,今後どのような製品をいつ頃に投入するか,つまり「Intelはこの
Intelは米国時間9月11日、「Windows 8.1」や「Android」を搭載するタブレットをターゲットとした改良版「Atom」プロセッサのラインアップを発表した。 この「Intel Atom Z3000」は、再設計されたAtomプロセッサをベースとした製品で、以前に「Windows 7」搭載のネットブックに採用されていた低パフォーマンスのAtomプロセッサと比べて性能が向上したと、Intelでは述べている。 パフォーマンスの強化は、いわゆる「アウトオブオーダー実行」方式の採用によって実現されている。これはIntelが同社の主要なノートPC向け高性能プロセッサで利用しているのに似た方式だ。また、ここに搭載されている改良版グラフィックスプロセッサは、ノートPC向けの「Ivy Bridge」プロセッサで使用されているのと本質的に同じ「HD」技術だと、Intelのタブレットプロセッサ担当ゼ
Intelは米国時間9月10日、サンフランシスコで開催されている同社の年次カンファレンス「IDF13」において、ウェアラブルデバイス市場を含む新たな市場向けの小型チップ製品群を発表した。 「Quark」と名付けられたこのチップは、Intelがウェアラブルコンピューティング時代においても地位を保つための製品だ。 同社の新最高経営責任者(CEO)Brian Krzanich氏は基調講演において、この新しい低消費電力製品はウェアラブルデバイスだけでなく、「モノのインターネット」を実現するための産業機器も念頭に置いたものだと述べた。 このチップは同社の「Atom」チップをさらに小型化し、およそ5分の1にまで小さくするとともに、消費電力も10分の1に抑えているという。 Intelは2013年第4四半期中に、同製品群における最初の製品に基づいた回路基板設計をサンプル提供するという。なお、当初は工業分野
Intel,新世代のタブレット向けSoC「Bay Trail-T」を正式発表。製品名はAtom Z3000シリーズに ライター:塩田紳二 日本時間2013年9月12日1:00,Intelは,開発コードネーム「Bay Trail」(ベイトレイル)と呼ばれてきたプロセッサの開発を完了し,そのタブレット向けモデルとなる「Bay Trail-T」を新世代Atomプロセッサ「Atom Z3000」として正式に発表した。 Bay Trailは,「Silvermont」(シルヴァーモント)マイクロアーキテクチャを採用したCPUコアと,Intel自社開発のグラフィックス機能とを組み合わせ,22nmプロセス技術を用いて製造されるプロセッサだ。Silvermont世代では,スマートフォン向けの「Merrifield」(メリフィールド,開発コードネーム)や,7月の時点で「Atom C2000」として正式発表済み
新CPU「Broadwell」と次世代Atom「Bay Trail」が披露。組み込み向けの新SoC「Quark」も発表されたIntel Developer Forumレポート その1 ライター:塩田紳二 北米時間2013年9月10日から12日まで,Intelはサンフランシスコにて,毎年恒例の開発者向けイベント「Intel Developer Forum」(以下,IDF)を開催した。 3日間行なわれるこのイベントは,ハードウェア/ソフトウェア開発者に向けて,Intelの現行製品と次世代製品に関する情報を公開し,対応製品の普及を促進するために開かれるものだが,その年後半から翌年にかけて登場する新CPUやプラットフォームに関する情報が多数公開されるので,IT業界人やウォッチャーにとっても,重要なイベントとなっている。 初めてのIDF基調講演に臨んだBrian M. Krzanich氏(CEO,I
IDFの基本的なスケジュールは、朝に基調講演があり、そのあとでセッションが並行して行われ、展示会場などがオープンする。初日の最初の基調公演は、通常インテルのCEOが行ない、同社の今後の方向性や新製品の概要などを紹介する。2日目以降の基調講演は、事業部長などがそれぞれの担当分野の製品などを紹介する。 今年5月に就任した新CEOと社長が基調講演に登壇 さて、そのIDF初日の基調講演で登場したのは、今年5月に就任した新CEOであるBrian M. Krzanich氏と、同じく社長となったRenee J. James氏である。今年5月以降、インテルの役員は大きく変わった。プレスブリーフィングに登場する役員の顔ぶれもまったく入れ替わり、まったく新しい会社に生まれ変わったようだ。 インテルの方向は、CPUからSoCに切り替わった。SoCには広い意味があるのだが、「特定種類の製品を作るための回路とCPU
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