高田勝巳(アクアビジネスコンサルティング代表取締役) 【第19回】 2008年08月28日 日本の不動産に触手を伸ばし始めた 中国人資産家たち 中国では、経済力の上昇と人民元の切り上げも相まって、日本の不動産、株式に対する割安感が強まっている。日本の不動産については、中国の国家ファンドも資産運用の一環として興味を示しているとの噂もあるほどであるが、日本の手ごろなマンションであれば中国人個人にとっても金額的にも十分手が届く存在となっている。 ちなみに上海の不動産価格(マンション)を見てみると、内装のつかないスケルトンベースで、内環状線内(日本でいえば山手線周辺といったイメージ)のマンションで平米65万円程度、内装をつけるとおそらく平米70万円近くするので、80平米の3LDKでも5600万円する計算となる。これはあくまでも一般向けの価格なので、富裕層向けとなれば平米100万円から200万円