※物語の核心に触れるネタバレはありませんが、気にされる方はご注意ください。 「聖地巡礼」という言葉を流行語大賞にした「君の名は。」の公開から3年、新海誠監督の最新作「天気の子」がいよいよ公開されました。 前作でも話題になった美しい景色の描写は今作でも勿論健在で、物語が始まるきっかけとなる代々木の廃ビルや東京にたどり着いたばかりの主人公・帆高が彷徨う新宿歌舞伎町、ヒロインの陽菜が暮らす田端やクライマックスに向けて印象的に描かれる池袋など、作中で描かれた都内各所への聖地巡礼が夏休みにかけて頻繁に行われるだろうことは容易に想像ができます。 既に聖地となっている代々木の廃ビル(カワドン撮影)実際の聖地巡礼を行う際はぜひ公式サイトのアナウンスをご一読くださいしかしその一方で、今作にはこれまでに「聖地巡礼」が行われてきた作品とは少し違った側面があるようにも感じました。 それは、見る人によっては映画を鑑