ドイツ人指揮官のトルステン・フィンク監督(52)がヴィッセル神戸の救世主になった。19年の前半戦は下位に低迷し、スペイン人のリージョ監督、吉田監督が次々に退任し、6月に招聘(しょうへい)されたのが、フィンク監督だった。 就任後は10勝3分け7敗でJ1残留を成し遂げ、8位でフィニッシュ。17年以降はネルシーニョ、吉田、林、リージョ、吉田各監督に続くのべ6人目の監督だった。 「優勝できるメンバーだと信じていた。神戸での当初の使命は負けないこと、J1残留を果たすこと。敗北に対する恐怖との戦いだった。大きく得るものがない勝負だった。だから天皇杯は大きな成功を収めるチャンス。それだけの選手がそろい、時が来たと思っていた。イニエスタはすごい選手ではあるが、例えば郷家(青森山田卒2年目MF)が入っても機能するチームへと変わってくれた。違う文化や言語を持つ選手が集まるチームだけに、一体感を大切にしてきた」
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