パソコンの基本ソフト(OS)で米マイクロソフト社製の「ウィンドウズXP」のサポートが終了する4月9日までに、佐賀県内9市町が保有する2千台以上のパソコンでソフト更新が終了しない見通しであることが佐賀新聞社の調査で分かった。サポート終了でウイルス感染の危険性が高まることから、専門家は早めのOS、パソコン更新など対応を促している。 1月下旬から2月中旬にかけ、県と20市町に聞き取りした。20市町のパソコン保有台数は約2万2900台。このうち、少なくとも佐賀、唐津、多久、伊万里、武雄、吉野ケ里、上峰、みやき、大町の9市町で全体の約8・8%に当たる2023台が4月9日時点でOSやパソコンの更新が終わらない見込み。 その多くは外部のネットワークに接続しない行政事務系と学校現場の校務、教育事務系のパソコン。対策として、どの市町もインターネットなど外部との接続を禁止、USBなど外部記録媒体の使用禁止など