横浜市の取り組みの紹介 開港後、異なるものを受け入れ、新たなものを生み出し続けてきたヨコハマ。 これからも自由で自分らしくいられる街を目指し、様々な取り組みを行っていきます。

「どうしようもない人にぶつかる頻度」というのは、サービスを提供する側と、 サービスを受け取る側とではどうしても異なるけれど、救急車というサービスは、それが極端すぎる気がする。 救急車を邪魔する人は多い 患者さんを他の病院にお願いするときとか、 救急車に1 時間同乗していると、だいたい2 回ぐらい、死にそうな目に遭う。 救急車は、サイレンを鳴らして止らず走る。交差点に行き当たれば、 当然信号を無視して突っ込むし、自分の車線が渋滞していれば、 対向車線にはみだして、そのまま走行を続けたりする。 もちろんそれは、救急車両の特権として認知されたやりかたで、 行き当たる車の99 %までは、きちんと交差点で停止してくれたり、 対向車線でも道を譲ってくれるのだけれど、そうでない車が1台でも混じっていると、大変なことになる。 交差点にサイレン鳴らして進入したら、真横から猛スピードで車が突っ込んできて死にそ
今日は休載の予定だったのですが、昨日のコメ欄が妙に盛り上がったので「つなぎ」の埋め草エントリーを出しておきます。11/10付産経ニュースより、 妊婦たらい回し防止 医師の情報自動で登録 厚労・経産省 新システム開発へ 東京都内で脳内出血の妊婦が相次いで搬送拒否された問題で、厚生労働、経済産業両省は10日、医師の稼働状況や受け入れ可否を判断できる最新鋭の情報伝達システムの共同開発を行うことを決めた。舛添要一厚労相と二階俊博経済産業相が同日、合意した。 現在のシステムは、「空きベッドの有無」「手術の可否」など受け入れ状況を「○」「×」で表示できる東京都のネットワークシステムが周産期母子医療センターなど24医療機関を結んでいる。だが、先月上旬、都内の妊婦(36)が8病院から受け入れを断られて死亡した際には、受け入れが「○」となっていた3つの病院が、実際には搬送を断っていた。医師らが診療に忙殺され
当直の反省。 内科の一人当直。その日の救急当番病院は、地域の総合病院だったのに、 多発外傷の患者さんを引き受けることになった。 「自転車で転んだ患者さんです。軽症です。顔から出血しています」 その日の当番病院が忙しいとかで、「自転車で転んだ」患者さんがうちに来ることになった。 「内科の先生でも大丈夫です」なんて。 たしかにその患者さんは自転車で転んだんだけれど、その上を、 自動車に通過されてた。顔から骨見えて、足はあらぬ方向に曲がってた。血圧は触れたけれど、意識は怪しかった。 多発外傷を内科で診るの無理だから、慌てて当番病院に電話した。さすがに嘘言えないから、 正直に話したら、むこうは満床になった。目の前真っ黒になった。そんなはずないのに。 頭真っ白になりながら、ライン取ってモニターつけて、外科の先生と検査の人呼んだ。 待つまでの20分が、長かった。 ご家族の目は怖い 多発外傷の超急性期は
世界禁煙デーを初日とした禁煙週間(5月31日~6月6日)が終わった。 今年はどれくらいの人がこの機会をとらえ、“緩やかな自殺”ともいわれる喫煙習慣と縁を切ったのだろうか。 毎年、この時期の前後にコラムなどで「禁煙のすすめ」を書いている。昨年は開業医で禁煙治療に積極的に取り組む北條(ほうじょう)胃腸科外科(埼玉県川口市)の北條一宇(かずいえ)院長のユニークな指導を紹介した。 北條院長は世界最大のたばこ製造会社「R・J・レイノルズ」(米国)の役員がインタビューで「なぜ、あなたはたばこを吸わないのか」と問われ、「もちろん『そんなもの』吸いません。私たちはただ売るだけです。たばこを吸う権利なんて子供や貧乏人、そのほかのおバカな方々に謹んで差し上げます」と答えたことを披露した上で、「喫煙者はたばこ会社の仕掛けた罠(わな)にはまり、勝負に負けてしまった被害者」ということの理解を促しているという。
いわゆるAutolysinってやつですね。 細菌の細胞には、植物細胞や真菌細胞と同じように細胞壁が存在してます。ただ植物の細胞壁がセルロース、真菌の細胞壁がキチンやグルカンなどであるのに対して、細菌の場合はペプチドグリカンというのが主成分になってます。ペプチドグリカンは、その名前の通り、アミノ酸(=ペプチド)と多糖類(=グリカン)から構成されている高分子です。細菌の細胞は、その基本となる単量体(ペプチドグリカンモノマー)を細胞膜の外に分泌し、それを細菌の成長(大きくなる)や分裂に応じて、既存の細胞壁に組み込みながら、細胞壁を組み立てています。 この過程は、おおざっぱに言うと、(1)オートリシンにより、既存の細胞壁の一部を切断、(2)トランスグリカナーゼにより、ペプチドグリカンモノマーの糖鎖部分を、既存細胞壁の糖鎖に組み込み、(3)トランスペプチダーゼによりペプチド鎖同士を架橋、という手順で
もう毎年、毎年、インフルエンザ関連の問題に振り回されるのはウンザリです。ワクチンが欠乏して問屋を脅し挙げて確保したり、検査が足りなくて泣きそうな思いをしたり、入院先の確保に市内中の病院に電話して三拝九拝したり、治療薬が足りなくて患者に嫌味の塊を言われたりと、平穏なシーズンを思い出すのに苦労するぐらいです。 ワクチンや検査はここ数年安定し、インフルエンザ治療薬の普及で入院先確保に難渋する事は減りましたが、どっかと腰を落ち着けている難題がタミフルです。タミフルもまた発売以来、毎年のようにトラブルが持ち上がり、その度に末端医療機関である零細小児科は振り回されるのですが、この冬もまたトラブルを抱えたままシーズンを送らなければならないようです。 タミフル問題は有名なので今さら解説も不要でしょうが、異常行動とタミフルの因果関係の問題でニッチもサッチも動けなくなっています。去年に10代患者への使用禁止が
新聞の広告で見て、池袋のジュンク堂に行ったときに手に取ってみて 具体的な事例がいろいろと紹介されてるのが面白そうと思ったから買った。 一言で言えば、「キューバはお金もってないけど、医療技術がすごいぞ」ってこと。 個人的にいろいろと思うところがあったので、この本は非常に衝撃的だった。 ファミリードクターの役割は、120世帯、700〜800人と、顔が見える範囲で各家族の健康状態をチェックし、増進することにある。だが、何から何まで、すべてをファミリー・ドクター一人だけが背負い込めるわけではない。だから、同じコミュニティの他のファミリー・ドクターや内科医、小児科医、眼科医、心理学者、統計専門家、ソーシャル・ワーカーたちがベーシック・ワーク・グループを作って支援する。 予防医療に力を入れているというのに驚いた。病気になるのを未然に防げば 医療費も高騰しないし、非常に合理的な考え方をするみたいだ。 つ
全国周産期医療データベースに関する実態調査の結果報告 にある分娩取り扱い施設数及び常勤医師数のデータをがあります。2月ぐらいにこのデータを基に算数を何回かやったのですが、久しぶりに取り上げて見ます。元データは詳細なんですが、ブログで見てもらうために抽出してお示しします。 県名 病院 診療所 病院医師 診療所医師 総医師 出産数/医師 北海道 66 41 257 59 316 139 青森 16 27 49 30 79 146 岩手 14 27 46 27 73 153 宮城 22 34 83 46 129 157 秋田 20 14 60 18 78 103 山形 20 20 64 21 85 117 福島 31 29 80 34 114 161 茨城 27 30 107 42 149 176 栃木 17 36 103 50 153 116 群馬 19 32 64 44 108 164 埼玉
後から言うのは卑怯ですが、8/29に合わせたように小型の奈良事件のような報道が為された事に違和感を感じています。もちろん8/29早朝に偶発的に発生した事件ですから、「計画的」なものではないでしょうが、日付と事件の類似性に嫌な感じを抱いています。嫌な感じとは、単純にはマスコミ側の奈良事件支援キャンペインですし、深読みすれば、ネット医師が飛びつきそうなネタを曝しておいて、集まったところで根こそぎ叩き潰すような二段報道の懸念です。m3事件に象徴されるように、医師のネット世論には警戒心が抱かれ、なんとか封じ込めたいの意図はヒシヒシ感じるからです。 最初から計画的ではなかったのであろうは、毎日の初期報道にあります。これはssd様のところに残っています。 奈良から救急搬送の妊婦が流産 10病院受け入れ断る 29日午前5時10分ごろ、大阪府高槻市富田丘町の国道171号交差点で、奈良県橿原市の妊娠3カ月の
原題:SICKO 公開:2007年アメリカ 時間:123分 分野:ドキュメンタリー,コメディ,プロパガンダ 製作:メーガン・オハラ,マイケル・ムーア 監督:マイケル・ムーア 出演:マイケル・ムーア 脚本:マイケル・ムーア 撮影:クリストフ・ヴィット 音楽:エリン・オハラ 評価: 「シッコ」あらすじ:マイケル・ムーアは今回は医療保険問題を取り上げる.アメリカは民主党リベラル派だったラルフ・ヤーボローが1960年に生み出した高齢者保険のメディケアなどの一部を除き,主要先進国の中で唯一国民皆保険制度ではない.病院を受診するときにはHMO に代表される民間医療保険を使うことになる.1973年に共和党のリチャード・ニクソンが公衆衛生法を制定して医療制度は現在の形になる.しかし民間の医療保険の審査は厳しく,一方で保険がおりるまでの査定も厳しい.膨大な利権が医療保険会社に集まり,そしてロビー活動を通じて
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