先日、キャバクラ嬢が新宿で労組を結成したというニュースが話題となった。僕は個人的に連合なんて全然いらない、というより解散させた方が日本のためにも良いと考えているのだけど、こういう末端の小規模労組には今でも存在意義があると思う。それは以下の3つの理由からだ。 大企業労組の「プロレス的PR」とは切実さが違う 1.終身雇用ではないので適正な時給を交渉する必要がある 大手の正社員というのは契約労働者というより身分制度なので、終身雇用で守ってもらう代わりに適正な報酬を交渉する権利を放棄している。だから、毎年なんとなく上がっていって最後はそこそこになるだろうという程度の認識はあっても、誰がいくらもらうかなどというコスト感覚は人事も管理職も本人も持っていない。 それに対し、キャバクラの従業員は明らかに終身雇用ではないので、適正な時給で支払ってもらう必要がある。労働市場が流動化しているのである程度の市場価