ブックマーク / blog.goo.ne.jp/gekkan-io (12)

  • 日本軍「慰安婦」問題、日本は反省しているのか - 日刊イオ

    年が明け、日軍「慰安婦」問題がまた話題となっている。この問題に対しての2015年末の韓日合意について、韓国と日の間でやり取りが続いている。 文在寅大統領は、10日の新年記者会見でこの問題に言及し、「韓日両国間で公式的な合意をした事実は否認できない。日との関係をうまく解決していくことも非常に重要だ」とし「しかし間違った結び目は解かなければいけない。それが大統領として付与された歴史的責務だと考える」と語っている。韓国外交部は「合意」の後続措置を発表しており、その中で「日が自ら国際基準によって、真実をありのままに認め、被害者たちの名誉・尊厳の回復と心の傷の癒しに向けて努力することを期待する」としている。 それに対し日は、安倍晋三首相が「合意」に対する韓国政府の後続措置を絶対に受け入れられないという立場を明らかにしている。12日、記者団に対し、「合意は国と国との約束です。これを守ることは

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  • 千葉市長に考えてほしい - 日刊イオ

    千葉市が千葉朝鮮初中級学校に対する国際交流事業への補助金を停止した問題は、怒りとともに、ウリハッキョへの締めつけが、ここまで来たのかと思わされる事件だった。 朝鮮学校は日教育システムの中では正規の学校「1条校」ではないので学習指導要領に従う義務もなく、監督権限を持つ都道府県が教育内容に立ち入ることもない。市長がしていることは、法律を踏みにじる越権行為だ。 また、千葉の朝鮮学校と市とが積み上げてきた信頼関係を投げ捨て、ツイッターで世論を煽るやり方も自治体の首長として品格に欠けていると思わざるをえない。千葉市長の振る舞いを見ながら思い出したのは、大阪朝鮮学園への補助金を停止した橋下徹氏だ。かれは大阪朝鮮高級学校を訪問し、笑顔を振り撒きながら、その後、残酷にも補助金を切り捨てた。 1978年生まれの市長を見ながら、かれが民主主義や教育をどう学んできたのが、心の底から興味が沸いている。政府の考

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  • 地域交流の意味を履き違えた千葉市の補助金交付取り消し決定 - 日刊イオ

    既報のように、千葉市は4月27日、千葉朝鮮初中級学校の地域交流事業に支出する補助金について、昨年度分の約50万円の交付決定を取り消すと発表した。同校が昨年12月に主催した美術展で日軍「慰安婦」問題に関する2015年12月28日の日韓合意を否定する表現物が掲示されたり、今年2月の芸術発表会で朝鮮民主主義人民共和国の最高指導者を賞賛する曲が歌われたりしたことが問題視された。 千葉朝鮮初中級学校の教職員や保護者、支援者、地域の在日コリアンからは市のこの決定に対して怒りの声が沸き起こっている。私が普段利用しているSNS上でも同様に千葉市の決定に疑問の声が上がっている。筆者自身も、同校卒業生として、そして昨年まで約30年にわたって千葉市民だった人間として同じ気持ちだ。今回の決定は不当極まりないもので、市が交付取りやめの根拠としている千葉市外国人学校地域交流事業補助金交付要綱(以下、「要綱」と表記)

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  • 「保護なめんな」ジャンパーに思うこと - 日刊イオ

    あまりのひどさに言葉を失った。神奈川県小田原市で生活保護受給者の自立支援を担当する職員らが「保護なめんな」「不正を罰する」といった威圧的な文言がプリントされたジャンパーを自主制作し、それを着用して生活保護受給者の家庭訪問を行っていたというニュースだ。 報道によると、ジャンパーを着ていたのは受給者宅で相談に応じるケースワーカーや庁内勤務の職員で、30人近い職員の大半が着用していたという。ジャンパーの胸元には黄色のエンブレムがプリントされ、その中に「HOGO NAMENNA(保護なめんな)」と記されており、漢字の「悪」にバツ印がデザインされている。背面には英語で「我々は正義だ」「我々をだまして不正受給をしようとする人間はカスだ」といった趣旨の文字がデザインされている。 なぜこのようなジャンパーが作られたのか。市によると、2007年に生活保護の受給をめぐって職員2人が受給者の男性からカッターナイ

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  • 論理的で緻密な問い、「矛盾」あばく  東京無償化裁判、文科省への証人尋問 - 日刊イオ

    東京朝鮮中高級学校の62人の生徒が就学支援金の支給を求めた東京無償化裁判第12回口頭弁論が12月13日、東京地裁で行われ、文部科学省職員への証人尋問が行われた。 2013年から各地で始まった無償化裁判は他にも大阪、愛知、広島、九州で進行中だが、文科省役人への尋問が行われたのは初めて。原告弁護団は、朝鮮高校を就学支援金の対象とするための根拠規定だった規定ハを削除した違法性について、問いただした。 裁判で国側は、朝鮮高校が「規程13条に適合するに認められなかった」ため、不指定にしたと主張している。 尋問に立った喜田村洋一弁護団長は、自民党が2012年12月16日に衆議院選挙で大勝し政権をとった後、26日に就任した下村博文文部科学大臣が28日の記者会見で拉致問題の未解決や朝鮮学校と総聯との関係を理由に朝高を不指定にすると発言(別項)しているにも関わらず、裁判では「規程13条」違反の疑いを主張して

    論理的で緻密な問い、「矛盾」あばく  東京無償化裁判、文科省への証人尋問 - 日刊イオ
  • ストレス発散のために差別発言をする国会議員 - 日刊イオ

    一昨日のこと。日ごろ利用しているSNS上で、目を疑うような発言に接した。 その発言がこれ。 https://twitter.com/adachiyasushi/status/799822458341593089 日維新の会所属のあだち康史衆院議員の投稿だ。 精神衛生上よろしくないので、当該投稿へのリンクだけ貼って、全文引用は控えたい。 一言で、ひどい差別発言で、国会議員にあるまじき暴言であることは論を待たない。 国会議員が「こんなこと当は言ってはいけないのだが、我慢するとストレスがたまって仕事に影響するので言ってしまおう」と前置きしてから、SNS上で堂々と差別発言を開陳。「ストレス解消」のため差別発言をするような人物が、ヘイトスピーチ規制法を制定した国会に議員として身を置いていいのか。 上記の発言一つとっても政治家に向いていないのは明らかなのだから、即辞職すべきだろう。 公人(とくに政

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  • 補助金留保、の報を聞いて - 日刊イオ

    神奈川県の黒岩県知事は8日、神奈川朝鮮学園に通う児童生徒への学費補助(4~8月分、約2100万円)の交付決定を留保すると発表した(神奈川県新聞)。 その「理由」は、県が求めていた歴史教科書の改訂が行われていないからだという。 同知事は2013年2月の朝鮮の核実験を受け、13年度の経常費補助の交付を取りやめ、14年度からは、外国人学校への補助金制度をなくし、児童生徒への補助に切り替えた。それが「外国人学校児童・生徒学費軽減事業補助金」だ。その「交付要綱」第1条には次のように補助金の趣旨が明記されている。 「外国人学校に在籍する児童・生徒等の保護者に対してその授業料または保育料を補助することにより、保護者等の負担軽減を図り、児童・生徒等の教育を受ける機会を安定的に確保…」 要綱のどこにも、教育内容によって補助金を停止したり、留保する、とは書いていない。県は新しい補助金制度を設けたとき、以下のよ

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  • 機動隊の「土人」発言と在日朝鮮人 - 日刊イオ

    住民らの反対運動が続いている沖縄・高江の米軍ヘリパッド建設現場で、機動隊員が、抗議する人たちに「土人」「シナ人」と差別発言を投げつけたことが問題となっている。 圧倒的な権力を持っている機動隊や警察が、一般市民を見下し弾圧する姿を在日朝鮮人として生きる中でみてきたし、体験してきた。どれだけ不当な強制捜索が、繰り返されてきただろうか。 2009年12月4日に在特会が京都の朝鮮学校を襲撃した時、警官がずっと横にいたにも関わらず、在特会の蛮行をただただ黙って、見過ごしていた。繰り返されてきたヘイトデモでも警察は何もせず、逆にヘイトを撒き散らす側を「守る」様な行動をとってきた。 10月25日の共同通信が伝えているが、在特会の前会長の桜井誠氏をインターネット上で脅したとして、警視庁が男子高校生ら5人を書類送検したとのこと。送検容疑は、都知事選のときに、桜井氏に対して「当選させたくありません」などとツイ

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  • 「和解・癒やし」財団にNO!!  ~外務省前で反対アクション - 日刊イオ

    韓日両政府が被害者の声を無視し強引に行った、昨年12月28日の「最終的かつ不可逆的」な「合意」。中身が抜け落ちたこの不当な「合意」では、「韓国政府が被害者支援のための財団を設立し、日政府がそれに10億円を拠出する」ことが発表された。 先週の7月28日、韓国政府がこの財団の設立を強行した。その名も「和解・癒やし」財団。設立式は、主人公であるはずの被害当事者たちは誰1人出席せず、政府関係者らだけで行われ、この財団の性格を物語っていた。 韓国では設立当日、記者会見会場を大学生たちが占拠し、「韓日合意 破棄しろ!」と叫び続けた。“和解は、加害者が強行できるものではない! 被害者が望まない合意を実行しておきながら、10億円をもらい財団を作ることは、被害者に対する新たな暴力だ!” 一方、日国内では、韓日「合意」の問題点に対する認識は希薄だ。それどころか「10億円の拠出が『賠償金』と受け止められかね

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  • 東京都知事選と日弁連会長声明 - 日刊イオ

    7月31日、地元では毎年恒例のハッキョチャリティー夜会が行われた。雨予報も出ていたので、ヤキモキしたものの、午後の早い時間にザーッと雨が降り、開始時間は、風も出て、ほどよい涼しさに。真夏にべ物を売る側としては、理想的な環境となった。 この日のチャリティー金の目標は100万円。2010年に石原都知事が東京都内のウリハッキョへの補助金を止めたことから、校は約100万円の教育資金がストップし、同胞社会の自助努力でこの穴を埋めている。 一日の作業を終えて、家に着くと、東京都知事選の結果が耳に飛び込んできた。都知事選の結果は、予想こそしていたものの、逃れられない現実を突きつけられた思いだった。候補に立ったレイシストが上位に入り、10万以上の票を巣くった現実も含め…。 しかし、この都政のなかでも、子どもたちに「学ぶ権利」はあると、保護者や教員たちは、東京都や区、市への訴えを6年間、続けてきた。これ

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  • 朝鮮籍者に求められる誓約書―3ヵ月で終了に - 日刊イオ

    政府が朝鮮への制裁処置を発表した2月10日以降、海外に行く「朝鮮籍」者の大人たちに書かせている誓約書のことは、このブログでも何度か話題にしてきました。 何を誓約させるのかと言うと、出国ゲートを通過する時に入管職員に「北朝鮮に行きますか?」と聞かれ、「行かない」とか「他の国に行く」と答えた人には「北朝鮮には行きません」と文書に署名させ、誓わせるのです。まるで踏み絵ですね。 この間、個人的にもこの誓約書に対してどう対応すればいいのか、という質問を受けてきました。仕事旅行海外に渡航する自由は外国人にも当然ありますが、出国ゲートでこんなことをされたら、どうなるか―。 誓約書を拒否すると、飛行機に乗られなくなる―。 再入国許可を取り消されるのではないか―。 このような不安は当然襲ってきます。日政府はこの不安を逆手に取り、朝鮮籍同胞をターゲットに「制裁」を課してきました。 しかし、この間、在

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  • 保育園の思い出 - 日刊イオ

    先日、友人がこんな経験を話していた。 「日の保育園に通っていた頃、自分だけ朝鮮の名前なのがいやだった。みんながいる前で先生に名前を呼ばれるたびに、恥ずかしくて仕方なかった」 似たような話は他にもよく耳にする。私も朝鮮の幼稚園ではなく日の保育園に通っていたので、こんな話を聞いたときは、自身の保育園時代を振り返ってみる。といっても、保育園の記憶はまだらで、途切れ途切れ印象的なシーンだけが浮かぶ。それでもはっきり言えるのは、自分が「朝鮮人」だと認識していたことと、それが嬉しかったということだ。 嬉しかった理由も、とても単純。 当時の私は、すべてにおいて、「自分が主人公なんだ」と思い込んでいた。自分だけ日人でないことは、「自分は特別なんだ!」ということの証拠のようなもので、「朝鮮人」というものに対して過剰にプライドがあったわけでもなんでもない。 周囲との違いを自然とポジティブに捉えられたこと

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