ブックマーク / ji-sedai.jp (9)

  • 中国から目をそらす日本人、貪欲に日本情報を吸収する中国人 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    気がつけば「中国専用物書き」として、かれこれ十数年もキャリアを積んできてしまった。政治・経済はもちろん、社会問題や文化まで、面白い話題にはなんでも首を突っ込み、調査と取材を続けてきた。 中国の検索サイト最大手「百度」でエゴサーチをかけると、私が日語メディアで発表した記事がばらばらと出てくるが、そのテーマは日中関係、反日デモ、AKB、福原愛、大学受験、中国農村の戸籍問題……と、もう何をやっている人だからわからない状態である。 高まる中国の経済的プレゼンス、売れない中国 「今、中国で一番面白い問題を追いかける」をモットーに悪を続けてきたが、ここ数年は中国経済を主なテーマとしている。 昔から関心を持っていたのだが、世界経済に占める中国の重要性が高まったこと、重要かつユニークな中国企業が増えてきたこと、中国企業の日進出が加速するという新たな局面に差しかかったことなど、「日人にとって知るべ

    中国から目をそらす日本人、貪欲に日本情報を吸収する中国人 - ジセダイ総研 | ジセダイ
  • 第8回:採り貯めた野食材を総動員! 超豪華「野食おせち」を作ってみた - 野食のススメ 東京自給自足生活 | ジセダイ

    あけましておめでとうございます。 年も『野のススメ』をどうぞよろしくお願いします。 昨年の春にスタートした当企画もついに8回目。 「当日採った材+炭水化物と調味料のみで1分のメニューを調理し、べる」という厳しいルールのなかで実施されてきたが、その甲斐あってかなり実践的なレポートになっているのではないかと自負している。 しかし今回は新年1発目ということで、このルールのうち「当日採ったもの」という縛りを緩めて、その代わりこれまでにないほど豪華なメニューを作ってみたいと思う。 テーマはずばり「野おせち&雑煮」だ。 採り貯めてきたものでおせちを作ろう 現在のような保存技術や栽培・養殖技術がなかったころ、冬の卓の主役は乾物や塩蔵品などのような貯蔵性品だった。 そして年末になると、これらの材を、より保存性が高くなるように濃い味に調理し、おせち料理とした。 昔の人の知恵を借りることで、

    第8回:採り貯めた野食材を総動員! 超豪華「野食おせち」を作ってみた - 野食のススメ 東京自給自足生活 | ジセダイ
  • オリンピックの熱狂と「転向」する文学者たち 2020年われわれは冷静でいられるか - ジセダイ総研 | ジセダイ

    文学者たちのあっけない「転向」 1964年10月の東京オリンピックは、「筆のオリンピック」とも呼ばれた。小説家や評論家など物書きの多くが、まるで競うようにオリンピックのことで筆を執ったからである。 当時はまだテレビタレントがいなかった時代。文学者は文化人の代表格であり、その観戦記は、今日のテレビ番組のレポートやコメントのように広く消費された。こうした文学者たちの文章は、同年12月刊行の『東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典』(講談社、2014年同学芸文庫で復刊)にまとめられている。 今日改めてこのを読むと、われわれは失笑を禁じえないだろう。というのも、名だたる文学者たちが、あまりにもあっけなく次々に「転向」してしまうからである。 文学者たちは、もともとオリンピック開催に対して批判的ないしは無関心だった。その辛辣な言葉の数々を少し引いてみよう。 「私もかなり批判的だった。たかがスポーツ

    オリンピックの熱狂と「転向」する文学者たち 2020年われわれは冷静でいられるか - ジセダイ総研 | ジセダイ
  • シン・ゴジラにみる日本の危機管理体制 - ジセダイ総研 | ジセダイ

    公開中の映画『シン・ゴジラ』が好評らしい。 公開は7月29日だったが、今月25日に星海社から出る拙著『安全保障入門』の作業がクライマックスだったために観に行けず、SNS上で加熱するシンゴジ面白かった話に耐えつつも、校了した8月5日にすぐ観に行き、その評判に違わぬ出来に大変満足した。 『シン・ゴジラ』を観て関心したのは、現在の日の安全保障や危機管理の制度が丹念に描かれていたことだ。映画については既に様々な評価がなされている。ここでは自分の分野である安全保障に絞り、ネタバレも最小限に抑えるため、初動対処の一部に限定して、シン・ゴジラで描かれた日の安全保障・危機管理制度について述べていきたい。 映画『シン・ゴジラ』公式サイトより 忠実な初動対処スキーム ゴジラを始めとする怪獣映画といえば、初代を除くシリーズの多くの作品で、ゴジラなどの怪獣の存在が認知されている世界観で、怪獣に対抗するため

    シン・ゴジラにみる日本の危機管理体制 - ジセダイ総研 | ジセダイ
  • 多くの国民が無関心だった? 1964年のオリンピックはこんなにもダメだった - ジセダイ総研 | ジセダイ

    理想化された1964年の東京オリンピック 東京オリンピックは、3つ存在する。1940年の大会、1964年の大会、そして2020年の大会だ。このうち、1964年のそれは過剰に理想化されている。 日中戦争の影響で返上した1940年の大会は戦時下を象徴し、目下様々なトラブルを引き起こしつつある2020年の大会は「失われた20余年」を象徴する。この2つの東京オリンピックはいわば「暗黒時代」を背負っており、否定的なイメージを免れない。 これに対し、1964年の大会は高度成長期を象徴し、肯定的なイメージが強い。 当時の日は、戦後復興を成し遂げ、新幹線や首都高を建設し、先進国の仲間入りを果たした。当時の日人はみな夢や目標を持って、輝かしい明日に向かって努力していた。われわれはいま一度、2020年の東京オリンピックの実現を通じて、あの「黄金時代」を取り戻さなければならない。1964年の東京オリンピック

    多くの国民が無関心だった? 1964年のオリンピックはこんなにもダメだった - ジセダイ総研 | ジセダイ
  • 『「おたく」の精神史』カバーイラストの作者・早坂未紀さんのご連絡先を探しています - エディターズダイアリー | ジセダイ

    星海社新書3月新刊、大塚英志さんの『「おたく」の精神史――一九八〇年代論』が、3月24日(木)に発売となりました。 2004年に講談社現代新書として、2007年に朝日文庫として刊行されてきた名著に、書き下ろしの序章〈見えない文化大革命――外国の人たちによせて〉、終章〈二〇一五年の「おたく」論――『黒子のバスケ』事件と「オタクエコシステム」における「疎外」の形式〉計2万7000字を付した、待望の復刊です。 今回の星海社新書版では、新書としては珍しく(星海社新書としても初の試みです)、フルカラーイラストをカバーに配した装いとなっています。 この、白地にとてもよく映えるすばらしいイラストは、80年代に活躍されたまんが家・早坂未紀さんの「萌」という作品です。 イラストを使用させていただくことになった顛末を、書の「星海社新書版・あとがき」から、少し長くなりますが引用します。 さて、表紙に早坂未紀

    『「おたく」の精神史』カバーイラストの作者・早坂未紀さんのご連絡先を探しています - エディターズダイアリー | ジセダイ
  • 第16回:NPO法人江戸しぐさの主導者・桐山勝 - 続・江戸しぐさの正体 | ジセダイ

    百万都市・江戸の人々は、「傘かしげ」「肩引き」「こぶし腰 浮かせ」といったしぐさを身につけることにより、平和で豊かな生活を送っていた。しかし、幕末に薩長新政府軍によって江戸市民は虐殺され、800とも 8000とも言われる「江戸しぐさ」は断絶の危機に瀕した……。 このような来歴を持つ「江戸しぐさ」は、現在では文部科学省作成の道徳教材にまで取り入れられるようになった。しかし、伝承譚の怪しさからも分かるように、「江戸しぐさ」は、全く歴史的根拠のないものなのである。 実際には、1980年代に芝三光という反骨の知識人によって「発明」されたものであり、越川禮子・桐山勝という二人の優秀な伝道者を得た偶然によって、「江戸しぐさ」は急激に拡大していく……。 この連載は、上記の事実を明らかにした「江戸しぐさ」の批判的検証『江戸しぐさの正体』の続編であり、刊行後も継続されている検証作業を、可能な限りリアルタイ

    第16回:NPO法人江戸しぐさの主導者・桐山勝 - 続・江戸しぐさの正体 | ジセダイ
  • ドイツは難民排斥に向かうのか? ケルン集団暴行事件とペッパースプレー - ジセダイ総研 | ジセダイ

    昨年の大晦日から元旦にかけて、ドイツのケルンで起きた、大規模な窃盗・痴漢・レイプ事件。この事件は、ドイツ国内での移民に対する不信感を、一気にあおる結果となった。 これまで、どちらかと言えば移民受け入れに積極的だった世論は一気に冷え込み、女性たちは護身用のペッパースプレーを買いあさっている。 しかし、昨年だけで110万人もの難民を受け入れたドイツにおいて、彼らはもはや「隣人」になろうとしている。 新たな隣人への不信感でゆれるドイツは、この先どこにいくのかを考えてみたい。 ケルンでの集団暴行事件 2015年から2016年へ、年が変わるその夜に、ケルンで事件は起きた。 ドイツでは、大晦日は「ジルベスター」と呼ばれ、市民は街に出て酒を飲み、花火を上げ、新年を祝う。日の大晦日は、家族でゆっくりと過ごす静かなものだが、ドイツの大晦日は賑やかで騒々しく、場所によっては危険もはらむ。例年、大晦日の街では

    ドイツは難民排斥に向かうのか? ケルン集団暴行事件とペッパースプレー - ジセダイ総研 | ジセダイ
  • F-35戦闘機導入に武器輸出三原則見直しが必要だったワケ - ジセダイ総研 | ジセダイ

    2015年を象徴する漢字に「安」が選ばれるなど、2015年は安全保障関連法制を始めとする安全保障問題に揺れた年であった。 その2015年も暮れに差し掛かった12月15日、航空自衛隊の次期戦闘機であるF-35の組み立てが日国内で開始されたと、アメリカ空軍が発表した。 F-35の導入を巡っては、製造から運用に至る様々な面で壁があった。F-35導入を巡る政権の動きは、近年進められた安全保障政策の転換と無縁ではない。 一兵器に過ぎないF-35が、なぜ政策の転換を促す要因になり得たのか。国産(組み立て)F-35の完成を前に、F-35の開発・製造・運用における制度的特色から、どのような面が日の安全保障に影響を与えたのかについて振り返りを行いたい。 国際共同開発(仮)F-35 第5世代ジェット戦闘機F-35の開発は、1990年代に統合打撃戦闘機(JSF)計画として始まった。 アメリカの空軍、海軍、海

    F-35戦闘機導入に武器輸出三原則見直しが必要だったワケ - ジセダイ総研 | ジセダイ
  • 1