ブックマーク / note.com/qzqrnl (54)

  • 「知性ある消費」を増やすために|最所あさみ

    自己紹介の時に「小売が専門です」というと、いつも「やっぱり売るのが好きなんですか?」と聞かれるので、毎回答えに困っています。 というのも、私は「売る」ということ自体にはこだわりがないから。 より厳密にいうと、人に所有してもらうことへの限界を、もう5年以上も前から感じてきたので、その人のライフスタイルや感覚にあった商品との「接し方」がデザインできたらいいなと思っています。 昨日トークイベントでお話しいただいたストライプインターナショナルの石川さんも「新品がほしいひと、中古がほしい人、レンタルしたい人、それぞれに合うものを提供していきたい」とおっしゃっていましたが、まさに人とモノの接点が多様化しつつあるのが今の時代なのだと思います。 そう考えたとき、私がやりたいのはモノの「売り方」をデザインすることではなく、もっと大きな「消費」自体のリデザインなのかもしれない、と思うようになりました。 私自身

    「知性ある消費」を増やすために|最所あさみ
  • 可処分時間を、いかに「まとめて」とるかの時代へ|最所あさみ

    現代は、可処分時間の奪い合いだといわれます。 スマホにはSNSゲーム、ニュース、ショッピングとあらゆる機能をもつアプリが入り、それぞれが消費者の細切れの時間を奪い合っています。 これからもこの傾向は続いていくと思いますが、競争が激化しすぎた結果、これ以上広告を投下しても費用対効果が見合わないという分岐点がもうすぐそこまできているように思います。 最近話題の動画も、面白くなければ10秒ほどで視聴を辞められてしまうシビアな世界です。 細切れの時間を埋めるための選択肢は無数にある中で、自分たちを選んでもらうにはすぐにわかる強い刺激が必要になりますが、刺激に慣れた消費者はより強い刺激を求めるようになり、より多くのコストが必要になります。 一方で消費者が集中できる時間はどんどん短くなっており、さらに世の中の情報量は増え続けているため、記憶に残るブランドメッセージを伝えることが難しくなっています。

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  • 人の成長に必要なのは「安心」と「信頼」|最所あさみ

    新卒で百貨店に入った時、「あれ、私ってこんなに何もできない人だったの…!?」とショックを受けるくらい怒られてばかりの毎日でした。 大学時代のアルバイト先では手際よく捌いて、店長や社員さんたちからの信頼も厚かっただけに余計にショックが大きく、社会に出て早々に鼻をへし折られたことを覚えています。 今になって当時を思い返してみると、言われたことを言われた通りにできないわ、在庫整理の仕方も雑だわ、細かい作業が苦手だわで使い物にならない若手だったなあと反省することばかりです。 でも、当時何度も怒られながら在庫整理の考え方や「誰が見てもすぐわかるようにする」というマニュアルや仕組みの基礎をたたきこまれたことが今に生きているので、はじめに大企業に入ったことはやはり正解でした。 ただ、当時は何かすると怒られ、発言すれば呆れられていたので、なかなか自分に自信を持てなかったし、私は社会的に落ちこぼれで市場価値

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  • 「下積み」が必要な理由|最所あさみ

    以前「"インターン"から"アシスタント"の時代へ」という記事で、これからは「何を」やるかより「誰と」やるかの時代だからこそ、ベンチャー企業にインターンとして入るよりも、個人のアシスタントになる方が得るものが多いのではないか、ということを書きました。 これは向き不向きのある話ですし、属人性も高いので、企業のインターンではなく個人のアシスタントになることを選ぶかどうかは慎重に判断して欲しいのですが、どちらにせよ共通しているのは、初めは誰にでもできるような雑用からはじめることになるということです。 例えばライターになりたくて有名なライターの人のアシスタントになったとして、実際に文章を書けるようになるまでにたくさんの雑用を経ることになると思います。 入稿作業、記事に使う写真や資料の整理、テープ起こしなど、はじめに想像していた「書く」という仕事とは程遠いものが仕事の大半を占めるかもしれません。 その

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  • 個人として「上場する」ということ|最所あさみ

    スタートアップ界隈にいると、毎日のようにやれ資金調達だ、やれIPOだ、という話をよく耳にします。 一応数年スタートアップに勤めていたわりにはあまりファイナンスに明るくない私は、とりあえず会社を作って、数億円単位で調達して、M&AかIPOでEXITするのが一般的な流れらしいぞ、というふんわりした理解だったため、なんとなく「怖そう」というイメージを持っていました。 さらに、上場するとなると何やらものすごく大変なことらしいぞ…?という程度の理解しかしておらず、経営って難しそうだなあ、自分にはできないだろうなあ、と思うばかり。今思えば、当時はなんともぼんやりした子でした。 今も理解度で言えば30%程度で理解しているとは言い難いのですが、少しずつこうしたファイナンスの仕組みを学んで思ったのは、個人にも「上場」に近い概念があるのかもしれないということです。 上場とは、端的に言えば「誰でもその会社の株を

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  • 相性を決めるのは「WHY」ではなく「HOW」|最所あさみ

    一緒に働く相手を選ぶときに必ずと言っていいほど聞かれる志望動機。 「何がやりたくて応募したのですか?」 「なぜそれをやりたいのですか?」 こうした質問は、相手の動機がどこにあるかを探るものです。 しかし、世の中には内発的動機で動くことができる夢組だけではなく、すでにある1を10にするのが得意な叶え組の人たちがいます。 参考:「世界は『夢組』と『叶え組』でできている」 彼らの「やりたいこと」は、自分が面白いと思った人のそばで面白いけど一筋縄ではいかないことを「困ったな〜」と言いながらクリアすることなのに、夢組が勝手に「この人にも自分のような夢があるはずだ!それをサポートしてあげなきゃ!」と思いこむことからすべての不幸がはじまります。 来は叶え組の人たちが無理矢理「やりたいこと」をでっちあげ、でもそれは心ではそこまでやりたいわけではないことだったりするのでがんばりきれず、夢組から「自分がや

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  • まだイケメンで集客してるの? プロ野球選手のファンを増やすために 押さえておきたい4つのキャラ分類 #bpstudy|最所あさみ

    まだイケメンで集客してるの? プロ野球選手のファンを増やすために 押さえておきたい4つのキャラ分類 #bpstudy ※記事は野球ネタのため通常とは異なるテンションでお送りしております 今年もやってきました12月ーーーーーーーーーー!!! 12月!といえば! 11月頭にシーズンが終わって夢も希望もなくしてしまったやきう民たちが集う夢の祭典! BPStudy(Baseball Play Study)〜2017 冬〜年二回の祭典に今年も意気揚々と登板(not 登壇)してきました!!! ちなみに過去2回の登板成績はこちら。 ・【BPStudy】11球団のSNS運用から見る熱狂を作るためのマーケティング ・山田哲人グッズ企画部長就任記念!女子ウケグッズの作り方 ということで、今年の私のテーマはこちらです!どどん! 普段から私はプロ野球選手の「アイドル売り」に反対の立場をとっておりまして、この機会

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  • 人に、人を裁く権利はあるのか|最所あさみ

    昔から、正義感が強い子だった、と思う。 理不尽なこと、曲がったことが嫌いだったし、正面から戦ってきた。 でも、年を重ねるごとに「そもそも正義なんてものはないのかもしれない」と思うようになった。 *** ことあるごとに思い出す「リーガル・ハイ」というドラマの中に、こんなセリフがある。 「当の悪魔とは、巨大に膨れあがったときの民意だよ。自分を善人だと信じて疑わず、薄汚い野良犬がドブに落ちると一斉に集まって袋だたきにしてしまう、それが善良な市民たちだ。」保険金狙いで結婚・殺人を繰り返す稀代の悪女を弁護することになったとき、「あいつが悪い」という民意のみで人を裁くのなら、司法には何の意味があるのか?を問うとても重いシーンだった。 その時、頭を打たれるような衝撃を感じたことを今でも覚えている。 「正義」という民意によって私たちは日常的に人を裁いているが、その構図は魔女狩りの時代からまったく変わって

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  • 「誰のことも攻撃しない」という戦い方|最所あさみ

    「誰も攻撃をしない」 これは私が文章を書く上で、いつも大切にしたいと思っていることです。 あらゆる価値観を否定はしない。その価値観を一度受け止めた上で、それでも私はこう思う。そういう主張の仕方を常々意識しています。 甘いと言われるかもしれないし、八方美人だと批難されるかもしれませんが、煽ったりけしかけたりしても、なかなか真意は伝わらないと思うからです。 私はもともと負けん気が強い性格で、昔から言語化能力だけは高かったので、人を言い負かすことは得意でした。 しかし、言い負かしたところで相手が自分の思い通りに動くわけではありません。 「正論で人は動かない」というのは、散々苦労した末に行き着いた私の中の教訓です。 マキアヴェッリが「現実的な考え方をする人がまちがうのは、相手も現実的に考えるだろうからバカなまねはしないに違いない、と思ったときである」と言ったように、人は常に現実的に考えられるもので

    「誰のことも攻撃しない」という戦い方|最所あさみ
  • 「社交」の重要性が高まる時代|最所あさみ

    ここ最近、ずっと「社交」の重要性を説いて回っている私。 これまで「社交界」といえばお金持ち同士で集まって、きらびやかな衣装に豪華な事、はじけるシャンパンの泡…。そんなイメージが強かったように思います。 しかし、SNSで人がつながり、さらにサロンをはじめとした「コミュニティ」がオンラインで形成され始めたからこそ、これからは「社交」の時代ではないかと思うのです。 その理由は、先日のこんなツイートにまとめました。 現代は、誰にでもインターネットが行き渡って入る時代です。 誰でも発信者になることができ、裏付けのない情報や広告が氾濫する時代。 専門家の、広告が絡まない良質な情報がどんどん有料化していく過渡期が、まさに今なのだと思っています。 実際に、少しずつnoteでも有料マガジンが増え、オンラインサロンも増えてきました。 ではここからどんな変化が起きるかというと、「お金で買えない場所」の価値が上

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  • プロデューサーという仕事。|最所あさみ

    先日書いた「"論者"の道と"実行家"の道」という記事をきっかけに、改めて「有言実行」ということについて考えているここ最近。 そんな中、たまたま聞いたポッドキャストのテーマがまさに「口だけの人」。 話の中で出てきた言い回しに、なるほどと膝をうつ思いでした。 上記の発言は、松竹の奥田誠治さんのもの。日テレビのプロデューサーとして映画事業を大きくしてきた方です 奥田さんは、昔から通知表に「発想は豊かだけど実行が伴わない」と書かれてきたそう。 しかし、テレビ局のプロデューサーという仕事はむしろ、そういう人にこそぴったりなのだというお話でした。 今は「実行が伴っていること」が重視される時代ですが、それはともすると「自分ができることの範囲でしか考えない」という状態も生み出します。 自分の手元のカードを並べてみて、どれを使えば自分がやりきれるかが発想のベースになってしまうのです。 しかし、それでは当た

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  • "論者"の道と "実行家"の道|最所あさみ

    世の中には「論者」と「実行家」の二種類の人間がいて、立場が違えば考え方も違う。 それを深く理解したのは、勝海舟の談話を集めた「氷川清話」を読んだことがきっかけでした。 私もつい最近まで知らなかったのですが、実は福沢諭吉と仲が悪かった勝海舟(というより、福沢が勝を批判していたという方が正しい)。 政治家に付き物の有識者からの「批判」に対する彼の態度からは、実行家としての清々しさを感じます。 「福沢がこの頃、痩我慢の説というのを書いて、おれや榎など、維新の時の進退に就いて攻撃したのを送って来たよ。ソコで「批評は人の自由、行蔵は我に存す」云々の返書を出して、公表されても差し支えない事を言ってやったまでサ。福沢は学者だからネ。おれなどの通る道と道が違うよ。つまり「徳川幕府あるを知って日あるを知らざるの徒は、まさにその如くなるべし。唯百年の日を憂うるの士は、まさにかくの如くならざるべからず」サ

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  • 「なんで、中目黒を選んだんですか?」中目黒男子のファッション事情。 #私たちの買い物白書|最所あさみ

    「現代はモノが売れない」と言われますが、人はモノを買わなくなっているのではなく、買いたいものが変化しているにも関わらず、供給側が時代に追いつけていないだけなのではないでしょうか。 そんな思いからはじめた「#私たちの買い物白書」。 大学生やOL、ママといった立場の違いや職業の違い、居住地の違いなど、それぞれの属性でどのように購買行動が異なるのかを探るインタビューシリーズです。 第六弾となる今回は、シリーズ初の男性へのインタビュー!オシャレ男子の代名詞・中目黒在住の3人に、リアルな買い物事情を伺いました! 【目次】 1.○歳以上で中目黒に住むのはダサい!?男子の目から見た"まち"の色 2.男子がファッションに目覚めるタイミング。 3.20代後半男性は雑誌の空白地帯!中目黒男子が読んでいるもの。 4.中目黒男子がよく行くお店、教えてください! 1.○歳以上で中目黒に住むのはダサい!?男子の目から

    「なんで、中目黒を選んだんですか?」中目黒男子のファッション事情。 #私たちの買い物白書|最所あさみ
  • 言葉を発した、先にあるもの。|最所あさみ

    ほんの1年前、私のTwitterは500フォロワーいるかいないか、というくらいのアカウントでした。 noteの記事が読まれるようになってきて少しずつフォロワーも増えてきて、「書く」ことの楽しさを感じはじめたのが去年のこと。 この1年の間に、なんだか遠くへきてしまったような気がしています。 *** noteTwitterをちゃんとやろう、と思ったとき、心に決めたのは「一度出したものは消さない」こと、そのために「感情的な衝動で書かない」ということでした。 こうした考え方のきっかけは、下記の記事をはじめとする経沢さんのnoteを通して「悪口は絶対にダメ、できるだけ敵を作らないようにすることが大事」と学んだことです。 気づけばTwitterのフォロワー数も4000人を超え、独立後の仕事のほとんどはSNS経由でいただいている今、このスタンスを愚直に守ってきてよかったと心の底から思っています。 なぜ

    言葉を発した、先にあるもの。|最所あさみ
  • あなたが代わりに「怒ってあげる」必要はない。|最所あさみ

    LGBTの人への冒涜だ!」と大炎上したフジテレビの保毛尾田保毛男問題。 ネット上でも様々な意見が飛び交っていましたが、私はミッツ・マングローブさんの「保毛尾田保毛男を狩る、分別できない人たち」というコラムに一番共感しました。 何はともあれ、『差別的なものに蓋をする』だけでは、何の意味もないことにそろそろ気付かないと。『多様性への理解と配慮』なんて聞き分けの良さそうな言葉を軽々しく口にするのなら、『普通じゃない人が隣にいる違和感』を、自分なりに分別し咀嚼する感性をもっと尊重し、磨かないと。(「保毛尾田保毛男を狩る、分別できない人たち」より)こうした炎上を目にするたびに違和感があるのは、当事者ではない人たちが「代わりに」怒っている事例が多すぎること。 今回の保毛尾田保毛男ネタについても、例え自分がLGBTに該当しなくてもキャラの見た目が嫌だとか、自分が不快に思ったということを意見するのは自由

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  • ジェネレーションZ世代が「リアルビジネス」に回帰する理由|最所あさみ

    ほんの数年前まで、期待の若手が手がける事業といえばITが中心でした。 SNSやスマホゲーム、キュレーションメディア、動画配信など、在庫も初期投資もなくはじめられるIT系事業は原資も信用もない若者にもはじめやすく、未来のマーク・ザッカーバーグやスティーブ・ジョブズを目指して起業した人の事例は枚挙にいとまがありません。 そんな世代の象徴が「TOKYO FOUNDERS FUND」で、メンバーは日における「憧れの起業家」として名前が挙がる人ばかり。 起業への憧れを牽引してきた世代と言えると思います。 しかし一方で、最近自分より下の世代と話していて感じるのが、ミレニアル世代以下がどんどんリアルビジネスへ回帰しているということです。 先日SHE Likesのレッスンでお話を伺った、ソーシャルホテル「HOTEL SHE, OSAKA」を運営する龍崎翔子さんや、細身の女の子向けのランジェリーブランド「

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  • ファッションこそが、文化をつくる。最高級のジャパンテキスタイルを発信するアパレルブランド・ TH_READ #ブランドインタビューリレー|最所あさみ

    ファッションこそが、文化をつくる。最高級のジャパンテキスタイルを発信するアパレルブランド・ TH_READ #ブランドインタビューリレー 年に二回新作を発表し、ショーや展示会を通して、セレクトショップや小売店にアプローチする。 これまでファッションブランドは、そんな伝統的な方法に沿ってビジネスを展開してきました。 しかし最近になって、直販ECはもちろんクラウドファンディングやポップアップショップなどを通して、「新しい届け方」を模索するブランドも増えてきました。 「#ブランドインタビューリレー」では、そんな「新しい届け方」を模索するブランドにインタビューし、これからの小売のあり方を考察していきます。 第三弾は、ジャパンテキスタイルにこだわった洋服をつくり、これまでにない届け方にチャレンジし続けるTH_READ(スレッド)の代表・計良さんにお話を伺いました。 1.「このままでは、日が誇る最高

    ファッションこそが、文化をつくる。最高級のジャパンテキスタイルを発信するアパレルブランド・ TH_READ #ブランドインタビューリレー|最所あさみ
  • 「かわいがられ力」の正体|最所あさみ

    社会にでてからこれまで、ずっとかわいがられる側、応援していただく側としていろんな人に甘えて生きてきましたが、最近は自分より若い人たちと仕事をすることも増えてきました。 特に大学生でインターンをしている人や、在学中から自分でプロジェクトを回している人を見ていると、遊び呆けていた自分の大学時代とは比べ物にならないくらいしっかりしていて、尊敬するばかりです。 年下でもすごい人はすごいし、尊敬の念をもっていますが、やはり年が離れれば離れるほど「かわいいな〜」と思う瞬間も増えるものです。 しかし、同年代でも特に「この子は推したい!」と思わせる人とそうでない人がいるなと最近気づきました。 そしてその違いは、「生意気さ」と「志」にあるような気がしています。 若者は生意気を言うのが仕事河井継之助の言葉に 「世の中は万事、味のわかった大人と、い気だけの若衆の戦いだ」 というものがあります。 大人になると、

    「かわいがられ力」の正体|最所あさみ
  • 私は「家族」をアップデートしたい。|最所あさみ

    20歳の誕生日、生まれてはじめて父から誕生日おめでとうのメールが届いた。 いわゆる九州男児気質の父とは実家にいたころからたいした話をした記憶もないし、反抗期も長かったので連絡がきたことにまずびっくりした記憶がある。 当時はガラケーだったので保護していたメールのデータももうなくなってしまったけれど、ざっくり言うとこんなことが書かれていた。 あさみは勉強や仕事が好きな子なので、しばらくは結婚よりもそっちの方がたのしいだろうと思う。 でも、お父さんは君たち兄弟をもってよかったと思うから、あさみにも家庭をもつ幸せを感じてほしいと思います。 結婚は、いいものです。これを受け取った当時、あまりかわいげのない娘である自覚はあったので、それでも私たち兄弟を育ててよかったと思ってくれてたんだなあ、と20歳ながらに感動したのを覚えている。 父の願い叶わず今のところまだ家族ができる予定はないが、「家族」に憧れを

    私は「家族」をアップデートしたい。|最所あさみ
  • 【図解】赤文字・青文字はもう古い。細分化される私たちの新しい「カラー」|最所あさみ

    「赤文字系」「青文字系」という言葉をご存知でしょうか。 古くからある女性誌の分け方のひとつで、端的にいうとモテ系か否か、というざっくりした区分です。 赤文字系で代表的なのが、CancamやJJなどのモテ系女子大生向け雑誌。 彼女たちにとっては、「かわいい」が最高の褒め言葉です。 対して、青文字系は「Zipper」や「Cutie」など、個性的な装いを好みます。 洋服選びのポイントは、男性からの評価よりもとにかく「自分らしくあること」。 「おしゃれだね」「個性的だね」が彼女たちの喜ぶワードです。 このように、雑誌を含めた女性向けマーケティングは、赤文字系・青文字系の二軸で語られてきました。 しかし、ネットの発達によって好みがより細分化された結果、私たちはマーケティングにおいて、より多くの「カラー」を意識する必要がでてきました。 そこで今回は、私の主観ベースで最近の新しい「カラー」について解説し

    【図解】赤文字・青文字はもう古い。細分化される私たちの新しい「カラー」|最所あさみ