みそ屋が開発、みそメロンパン 2008年01月09日 8坪ほどの小さな店内に足を踏み入れた途端、みその甘いにおいが立ちこめていた。福岡市西区のパンの店窯蔵(かまくら)。焼き上がったばかりのみそメロンパンが次々と売れていく。口に含むと、ほのかにみその香り。甘過ぎず、大人のメロンパンといった雰囲気だ。 米みそが練り込まれたみそメロンパン 店主の白水(しろうず)勝幸さん(34)は大正8(1919)年から続く老舗(しにせ)のみそ屋「マイヅルみそ」の三男。「みそ屋が作ったみそメロンパンなら、食べてみたくなるでしょう」と笑う。 「マイヅルみそ」の店舗は、江戸時代に唐津と小倉を結んだ「唐津街道」に面している。職人不足などを理由に、一昨年の仕込みでみその醸造は終え、今は販売のみに。だが、国の有形文化財にも登録された建物を取り壊すのは忍びないと、麦や米などの原料蔵を改造、パンの店として利用している。 白水さ