ワシントンの米連邦控訴裁判所は米国時間1月14日、米連邦通信委員会(FCC)によるネット中立性の規則の一部を無効とした。 2対1で下された判決は、ブロードバンドアクセスを規制するFCCの権利を支持するものだったが、同裁判所は、ブロードバンドプロバイダーにネットワーク上のトラフィック管理のあり方を命じる規則を課すFCCの権限については異議を唱えた。 同裁判所は判決文で次のように述べた。「FCCは、この分野を規制する一般的な権限を有しているが、明白な法定指令に抵触する要求を課してはならない。FCCが一般通信事業者としての扱いから除外する形でブロードバンドプロバイダーを分類する選択をしたことを考慮すれば、それでもなおFCCがブロードバンドプロバイダーをそのように規制することは、通信法により明確に禁じられる。FCCは、差別とブロックを禁じるこの規則が本質的に一般通信事業者の義務を課すものでないこと