SamsungとAppleが世界で繰り広げる訴訟合戦で、また動きがあった。米国際貿易委員会(ITC)が9月14日、Samsungの主張を棄却する初期判定を下したのだ。Samsungにとっては8月末の米カリフォルニア州地裁での評決に次ぐ米国での敗訴となった。 今回のITCの初期判定は、2011年8月にSamsungが提出した苦情を受けてのもの。Samsungは当初、5件の自社特許をAppleが侵害しているとして、「iPhone」「iPad」「iPod touch」の米国への輸入差し止めを求めた。その後Samsungが1件の特許を取り下げたため、焦点は4件の特許にしぼられた。 具体的には、CDMA無線通信技術に関するもの(米国特許番号7,706,348)、パケットデータ通信に関するもの(同7,486,644)、スマートフォンでの電話番号ダイアルのための手法(同6,771,980)、デジタルドキ