この春、小学校に入学する子どもがいる家庭では、自転車を購入する人も多いだろう。はじめての自転車、「わが子の未熟な運転で事故が起こるのでは?」「親の目の届かないところで事故にあわないか……」と、気が気でないのが親心というもの。しかし、心配すべきは自転車デビューをする小学生だけではない。実は中学や高校などの自転車通学にも注意が必要だ。 自転車事故は「16歳」がいちばん多い 警察庁の調べによると、自転車事故の死傷者数がいちばん多いのは16歳という結果が出ている。16歳といえば、高校への自転車通学がはじまって自転車に乗る頻度が一気に増えるタイミングだ。 自転車事故の死傷者数は、自転車に乗り始める小学1年の7歳から大きく増えはじめ、高学年で少し落ち着き、中学1年の12歳からまた数が増え、高校1年の16歳で最大となる。つまり小1、中1、高1の新生活がはじまる時期は、自転車の運転に特別に注意をすべきなの