日本の英語教育を語る上で、知っておかなければならない数字があります。 中学~高校で、英語の授業が週4時間あるとして総時間数:800時間 CIA職員が日本語を習得するのに必要な時間数:2000~2500時間 英語のネイティブスピーカーにとって習得が簡単なのは、文化的・文法的に近似する オランダ語・フランス語・スペイン語などです。これらは600時間で習得できます。 では『オランダ語やフランス語は簡単なのか』と日本人が学んでも苦労します。結局のところ、 『同じインド・ヨーロッパ語族なら習得が楽になる』というだけの話です。 一方、 ”英語のネイティブスピーカーにとって極めて困難な言語”としては日本語・中国語・アラビア語などがあり、 これらの習得には2500時間くらいを要し、これは、英検1級合格に要する時間に相当します。 逆の日本語ネイティブ→英語も同じくらい時間がかかるとすると、答えは一つです。
![日本の英語教育には何が足りないか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b1638cdb5807a4788e4ba3c1109a984166e095fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fanond.hatelabo.jp%2Fimages%2Fog-image-1500.gif)