世界のワイン消費で、白ワインでは現在では圧倒的にChardonnay(シャルドネ)が飲まれています。これは日本でも同様です。もちろん他の白のぶどう品種のワインも飲まれていますが、その割合はシャルドネには及びません。 しかし最近では、たとえばアメリカなどではワインを選ぶときにABCということばが使われるようになっています。ABCとはAnything But Chardonnayの略で、つまりシャルドネ以外の何かがほしいという消費者の要望を言っています。あまりにもシャルドネ一辺倒なので、何かほかにもおいしいワインがあるのではないか、という声なのでしょう。 今回は、シャルドネ以外の試してみたいぶどう品種の白ワインをいくつか取り上げてみたいと思います。 ◆ Riesling(リースリング) リースリングといえばまず頭に浮かぶのはドイツワインでしょう。それからアルザスのワインでしょうか。しかしリース