この10年のマーケティングは、ブランドが引っ張ってきたと言われている。その研究はどこまで進み、どこに課題があるのか。また、マーケティング全体を俯瞰した今日の重要課題は何なのか。早稲田大学商学部教授の恩藏直人氏に聞いた。 ――まず、ブランドはマーケティングの中でどう位置づけられているかからお聞きしたいのですが。 1988年にアメリカのMSI(Marketing Science Institute)がブランドエクイティに関する大会を開催したのですが、ブランドが資産として意識されるようになったのは、その時からです。それまでも、ブランドロイヤルティーやブランドスイッチといった考え方はマーケティングの専門家から注目されていましたが、ブランドの資産的な価値の研究が始まったのは、そこからです。当初はやはりブランドエクイティとは何か、資産的価値とは何かということが問われたのですが、それがマーケティン
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