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ブックマーク / elmikamino.hatenablog.jp (5)

  • 情報文化論2007 第5回 宗教と国家の起源:神の情報文化史 - 記憶の彼方へ

    前回は復習を兼ねながら、一気に、「宇宙→情報=生命→DNA(RNA)→神経系→脳→大脳→声→線刻→文様→輪郭図→土器→文字の発生」にいたる一筋を追いました。年表では紀元前1万数千年から紀元前2000年にいたる時期です。後半はオラル・コミュニケーション成立以降の歴史を「情報の外部化」という基的視点に「魔術の起源」という視点を加えて概観しました。後半の「声→線刻→文様→輪郭図→土器→文字の発生」にいたる過程では、ヒトが思い、気持ち、観念を表出、表現する方法、つまりコミュニケーションの手段と目的が高度化していったのでした。 特に文字の発生に関しては、その背景として、地球環境の変化にも条件づけられた農耕と定住の始まり、集落の大規模化、そして世界最初の都市国家群(ウルク都市国家群)の成立が深く関係していました。物流量の激増に伴う原始的な経済システムと経営管理システムの成立のなかで、記録術として世界

    情報文化論2007 第5回 宗教と国家の起源:神の情報文化史 - 記憶の彼方へ
  • 論理学入門2007 第4回 論理学になぜ「否定」が必要か&接続の論理2:「ならば」 - 記憶の彼方へ

    受講生の皆さん、今晩は。連休はどうでしたか。連休モードからは抜けましたか? 連休前の前回はまず、論理的になるには、言葉のつながり方に敏感になる、言葉のつなぎ方に自覚的になることだという話しをしました。そして論理的になるための隠れトレーニングとしては、話したり、書いたりする場合に、接続語や指示語を意識的に使うようにする、そして他人が書いたものを読んだり、他人の話を聞く場合には、逆に接続語や指示語がどう使われているか、あるいは省略されているかに注意するといい、と。トレーニングしてますか? 社会的に要求される「論理力」を身につけるだけであれば、そのトレーニングを積むだけで十分かもしれませんが、この講義ではもう少し先、論理力をもう少し研ぎすまことを目指します。というのも、論理的であることの最も厳密な「物差し」というか「基準」を知っていれば、実際の言葉の使われ方、使い方の複雑さや曖昧さについての理解

    論理学入門2007 第4回 論理学になぜ「否定」が必要か&接続の論理2:「ならば」 - 記憶の彼方へ
  • 情報文化論2007 第3回 人間の誕生と意味の発生 - 記憶の彼方へ

    受講生の皆さん、こんにちは。4月17日の「復習」に書いたように、明日の第3回目は「ヒトの誕生にいたる生物進化=情報進化の具体的なシナリオを追って、「脳」を舞台にした人類史の序章に入ります」が、その前に前回解説した宇宙を舞台にした双子のような情報と生命の誕生のシナリオ、なかなか明確なイメージを描きにくい一種のドラマについても再度確認しますね。そのための粗筋をここにも書いておきます。 *** まず宇宙という大きな舞台をイメージします。その宇宙は専門的には「熱死」と呼ばれる熱力学的平衡状態へと向かっているのでした。100億年というスパンですが、とにかく「死」へとまっしぐらに向かっているのです。その「死」は何を意味するかというと、あらゆる秩序、意味、区別が消失した状態のことでしたね。いいですか。そんな死へと不可逆的に向かうプロセスが進行する舞台の片隅、地球上で「奇跡的な逆行」が起こったのでした。そ

    情報文化論2007 第3回 人間の誕生と意味の発生 - 記憶の彼方へ
    TTK-TsukaK
    TTK-TsukaK 2007/04/26
    人はDNAという情報蓄積装置の基、人の進化という戦略をも委ねてきた。しかし、ここにきて情報の外部蓄積が始まった。DNAの内部メモリに限界か?それとも、人が自らDNAの細胞のようになり世界の情報を蓄積し始めたのか?
  • 情報倫理2007 第1回 ウェブ社会:本当の大変化はこれから始まる - 記憶の彼方へ

    情報倫理受講生の皆さん、今晩は。明日から講義が始まります。情報倫理は情報と倫理が居心地悪そうにくっついた名前ですが、イメージは湧いていますか。情報と言えば、パソコンとインターネット、倫理と言えば、道徳のことで、パソコンやインターネットを利用するさいに気をつけることや守るべきことかな、と思った人が多いのではないでしょうか。それで間違いではありません。実際に「情報倫理」と銘打たれたテキストでは、ほぼそのような線にそって人類にとっての新しい環境としてのネットワーク、特にインターネット上で成立しつつある社会で守るべきルールとしてのモラルが語られます。 しかし、そこで特徴的なことは、ネガティブな話ばかりだということです。こういうことはしてはいけないとか、こういう危険があるとか、実際にこんなトラブルがあったとか、まるでインターネットは悪の巣窟のようなイメージを持ってしまいかねません。それでいいのでしょ

    情報倫理2007 第1回 ウェブ社会:本当の大変化はこれから始まる - 記憶の彼方へ
    TTK-TsukaK
    TTK-TsukaK 2007/04/12
    Web三上論ですね。そんな講義が行われるということが面白いです。 裾野の広がりが期待されます。
  • 野鳥の生活型 - 記憶の彼方へ

    数日前から急に野鳥の姿を見かけなくなって、ちょっと気になって『フィールドガイド 日の野鳥』を調べてみた。このガイドブックの最大の特徴は鳥類の専門的で古典的な分類(タクソノミー)*1と、実際に野外で観察される野鳥とをつなぐ、フォークソノミー的といってよい野鳥の特徴に基づいた分類が駆使されているところにある。「急に野鳥の姿を見かけなくな」ったときに、「どうしてだろう?」という疑問に答えてくれるのは、野鳥のライフスタイル、特にその「渡り」と呼ばれる生活移動パターンである。これは野鳥の「生活型」と言っていいだろう。それにしても、やはり自然界に存在するものを分類することは非常に難しいことを改めて痛感した。 日で野生状態で記録された鳥は505種だという。この中には絶滅した種や一回しか記録のないものも含まれる。そして標や写真資料のみの鳥が50種ある。『フィールドガイド 日の野鳥』ではそれらを合わ

    野鳥の生活型 - 記憶の彼方へ
    TTK-TsukaK
    TTK-TsukaK 2007/03/25
    フィールド日本の野鳥という本。
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