深夜の関西空港で旅行者が「孤立」している。空白の時間帯だった午前1時以降も格安航空会社(LCC)の旅客便が着くようになり、名実とも「24時間空港」になってきたが、電車やバスが動いていないからだ。体を休める場所も不足気味で、ターミナルをさまよう旅行者もいる。 観光客「朝まで待つしか」 シャワー「3時間待ち」 午前3時前、人がまばらな第1ターミナルの国際線到着口から、スーツケースを引いた外国人旅行者や日本のビジネス客らが続々と出てきた。 3月30日に香港からジェットスター・ジャパンの便で到着し、大阪市に向かおうとした会社員のジョイ・チェンさん(27)らは案内板の前で立ち尽くした。 難波行き始発電車は午前5時45分、大阪駅前行きバスは6時35分。「飛行機が飛んでるのにバスも鉄道もない。なぜ?」 何度か来日しており、今回はユニバーサル・スタジオ・ジャパンを楽しみに来た。「安いし、早朝から動けるので
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