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ブックマーク / book.asahi.com (11)

  • 「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと|好書好日

    宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」ポスター=スタジオジブリのTwitterより 「私自身、訳が分からない」 「おそらく、訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました」。 2023年2月下旬、東京都内のスタジオで上映された、「君たちはどう生きるか」の初号試写。米津玄師の歌うピアノバラードが流れ、エンドロールが終わった瞬間、灯りが点き、宮崎駿監督のコメントが読み上げられた。 客席から軽い笑い声が漏れた。私もその一人だった。あまりの展開の速さと、盛り込むだけ盛り込まれた情報を消化しきれず、茫然と座り込んでいたが、その言葉で我に返った。 これは「宮崎アニメ」の集大成なのか、吉野源三郎の著書『君たちはどう生きるか』の再解釈なのか。とにかく、1回見ただけではとても全容を把握できなかった。 「自分のことをやるしかない」 今回の作品は、公開前のプロモーションも、メディア関

    「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと|好書好日
    T_Tachibana
    T_Tachibana 2023/07/14
    やべー途中まで読んじゃったよバカバカバカーー観るまでこの記事伏せる
  • 文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1|好書好日

    第128回文學界新人賞 受賞作品「ハンチバック」 親が遺したグループホームで裕福に暮らす重度障害者の井沢釈華。Webライター・Buddhaとして風俗体験記を書いては、その収益を恵まれない家庭へ寄付し、Twitterの裏垢では「普通の人間の女のように子どもを宿して中絶するのが私の夢」と吐きだす。ある日、ヘルパーの田中に裏垢を特定された釈華は、1億5500万円で彼との性交によって妊娠する契約を結ぶ――。 療養生活という名の引きこもり 取材は市川さんが両親と暮らす自宅で行われた。お母さんに案内された部屋で、市川さんと目が合った瞬間、その射貫くような眼差しに気圧された。市川さんは筋疾患先天性ミオパチーという難病により、人工呼吸器を使用しているため、発話に大変な体力を使い、リスクもある。そのため取材も、あらかじめメールで回答をもらい、補足のみ、最小限お話いただく形をとった。 目力の強さはそれが市川さ

    文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1|好書好日
  • 特別公開:坂本龍一さん3万字インタビュー前編「音楽の大きなテーマは、亡くなった者を悼むということ」|じんぶん堂

    記事:平凡社 坂龍一さん(2013年5月撮影) 撮影:榎佳嗣 書籍情報はこちら バッハの「マタイ受難曲」を聴くと、まさに「音楽に救われる」という感じがする ――東日大震災と原発事故はだれしもにとってたいへんショッキングなできごとだったと思います。坂さんはどうお過ごしでしたか。 坂龍一:うーん……、直後はやっぱり、音楽を聴く気になれませんでした。 ――音楽家の方でも、音楽が聴けなくなるんですか。 坂:ええ、(音楽家には)きっとそういう人は多いと思いますよ。それで、ずいぶんと経ってから……、ひと月ほど経ってからかな、やっと聴いてみようかなと思ったのは。 ――そのときに、慰めや励ましになったもの、あらためて立ちかえったものってありますか。 坂:それは、やっぱりどうしてもバッハの「マタイ受難曲」です。僕のまわりの音楽好きでも同じようにいう人は多いけれど、やっぱり特別な曲ですね。「また

    特別公開:坂本龍一さん3万字インタビュー前編「音楽の大きなテーマは、亡くなった者を悼むということ」|じんぶん堂
  • 「妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ」橋迫瑞穂さんインタビュー 本人にしかわからない切実さに目を向けて|好書好日

    屋イベントに登壇する橋迫瑞穂さん(野ゆかこ撮影) 橋迫瑞穂(はしさこ・みずほ) 1979年、大分県生まれ。立教大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程後期過程修了。立教大学社会学部他、兼任講師。専攻は宗教社会学、文化社会学、ジェンダーとスピリチュアリティ、宗教社会学、文化社会学。また、小説ゲーム、マンガなどのサブカルチャーについても研究している。著書に『占いをまとう少女たちーー雑誌「マイバースデイ」とスピリチュアリティ』(青弓社)がある。 批判されるスピリチュアリティ ――今作と前作『占いをまとう少女たち』(青弓社)はどちらも「女性とスピリチュアリティ」がテーマです。どんなきっかけで関心を持つようになったのでしょうか? まず「スピリチュアリティ」は、組織化されていない「宗教的なもの」の現れを示す言葉なのですが、宗教に興味を持った最初のきっかけは、1995年にオウム真理教が起こした地下

    「妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ」橋迫瑞穂さんインタビュー 本人にしかわからない切実さに目を向けて|好書好日
    T_Tachibana
    T_Tachibana 2021/10/07
    WW2以降、医学や心理学のめざましい成果により「正しい育児」がコロコロ変わり、前世代の親も当てに出来ない母親の寄る方なさというのは確かにあるんだよな(丁度Eテレでその辺の話を見たばかりなので)
  • 農業を守ろうとした農学が、満蒙開拓へと日本を突き動かした 藤原辰史さんが歴史を検証|じんぶん堂

    記事:じんぶん堂企画室 藤原辰史さん。京都大学の研究室で 書籍情報はこちら 農主義が日の近代化を性格付けた ――『農の原理の史的研究』を1月末に出版されました。明治から昭和にかけて農学者たちを論じた内容ですが、キーワードである「農主義」とはどんな考え方なのでしょうか? 農主義という言葉をつくった日の農学者、横井時敬(ときよし)には、資主義化で工業が産業の中心になりつつある中で、日の農業を守っていこうという意識は強くあった。けれど、単に農業を守れといったのではなく、農の原理を抽出した上で、その原理のもとに農業の利益を守っていく。農業が国の中心にあり、それが潰れれば国が潰れるという切迫感が農主義の背景にありました。 戦争直後に農主義という言葉が有名になったのは、日戦争を招いた、日を軍国主義に走らせた大きな原因が農主義だったと指摘した丸山眞男の研究のおかげです。日の近

    農業を守ろうとした農学が、満蒙開拓へと日本を突き動かした 藤原辰史さんが歴史を検証|じんぶん堂
  • 「しまっちゃうおじさん」誕生秘話 「ぼのぼの」作者いがらしみきおさんインタビュー|好書好日

    文:吉野太一郎 画像提供:いがらしみきおさん、竹書房 いがらしみきお漫画家 1955年、宮城県生まれ。24歳で漫画家デビュー。1986年に「ぼのぼの」連載開始。88年に第12回講談社漫画賞受賞。2019年に漫画家生活40周年を迎えた。「ぼのぼの」は単行45巻のほか、映画化2回、アニメシリーズ化2回。ぼのぼの絵『しまっちゃうおじさんのこと』などもある。その他の作品に「ネ暗トピア」「忍ペンまん丸」「誰でもないところからの眺め」「かむろば村へ」「羊の木」(作画)、「I【アイ】」など多数。 どんどん自分のイメージから離れていった ――ぼのぼのや森の動物たちの幼少期を描いたスピンアウト「ぼのちゃん」シリーズの完結編に「しまっちゃうおじさん」の誕生秘話を選んだのはなぜですか? 「ぼのちゃん」という話は結局、編のぼのぼのの話と完全にはつながっていなくて、ある程度パラレルワールドの世界ではあります。

    「しまっちゃうおじさん」誕生秘話 「ぼのぼの」作者いがらしみきおさんインタビュー|好書好日
  • BL作家・樋口美沙緒さん、デビュー10周年インタビュー BLには生きづらさの答え |好書好日

    インタビュー:貴腐人、構成:五月女菜穗、写真:有村蓮 樋口美沙緒(ひぐち・みさお) 沖縄県出身、東京都在住のBL作家。2009年1月『愚か者の最後の恋人』でデビュー。ムシシリーズ、狗神の花嫁シリーズ、パブリックスクールシリーズ、ヴァンパイアシリーズ(原作)など。最新刊は、多感な高校生たちの切な痛い恋と葛藤を描いた『わたしにください』(白泉社)。 自分の弱さや生きづらさを認めることが大事 ――多感な高校生たちの切な痛い恋と葛藤を描いた最新刊『わたしにください』。「学級委員長」の路は、ある事件をきっかけに、クラスでもカリスマ的人気の森尾に組み敷かれ、その体をめちゃくちゃにされてしまいます。最初はドキドキしたんですけど、読んでいて胸が痛くて痛くて。改めて『わたしにください』にはどのような思いを込めたのでしょうか。 結構テーマの重たい作品なので、込めた思いも重たくなってしまうのですが……。この作品

    BL作家・樋口美沙緒さん、デビュー10周年インタビュー BLには生きづらさの答え |好書好日
  • 朝日新聞「平成の30冊」を発表 1位「1Q84」 2位「わたしを離さないで」 3位「告白」|好書好日

    1位 『1Q84』(村上春樹、新潮社、2009年) 『1Q84』はBOOK1・2が平成21年、翌年BOOK3が刊行された。夜空に二つの月が浮かぶ「1Q84年」の世界で、10歳で離ればなれになった青豆と天吾が再会するまでの物語。カルト教団も描かれたことで、高い注目を集めた。毎日出版文化賞。21年の年間ベストセラー第1位(日販調べ)で、単行・文庫の累計部数は約860万部。 京都大教授の中西寛さんは「平成時代において最も注目を集めた文芸作品。野茂英雄が野球の世界で行ったように、日語文学の世界性を意識させた」と解説する。コラムニストの堀井憲一郎さんは「平成時代は『村上春樹の時代』でもあった。この書籍に対する期待度と売れ具合は尋常ではなかった。日常生活でふつうの人が小説を話題にできた最後の作品だったかもしれない」と評価した。文筆家の青木奈緒さんも「平成の日の世相を描いた、平成を代表する小説」と

    朝日新聞「平成の30冊」を発表 1位「1Q84」 2位「わたしを離さないで」 3位「告白」|好書好日
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2013080800002.html

  • http://book.asahi.com/ebook/master/2012102400001.html

  • コラム別に読む : 教科書に載ってないUSA語録 町山智浩さん - 星野学 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■「他者」のまなざし、辛口で 14年になる米国暮らしで触れた流行語を切り口に、「日で知られていないアメリカ」をつづったエッセー集を出した。週刊文春に「言霊USA」の題で2009年から連載するコラムのうち、今年8月までの146を加筆修正して収めた。 「マニアックにならないよう、やじ馬的な感覚で書いています」。たとえば「adorkable」(アドーカブル=ダサかわいい)な主人公をウリにしたテレビドラマの話。ネタ探しに、学校ではやっていることを娘に聞く。入り口は卑近で背景を丁寧に掘り下げるので、彼我の違いがわかりやすい。米国に住む「他者」の視点を貫いている。 映画評論家にしてコラムニスト。移住のきっかけは、が米国企業に就職したことだった。痛感するのは「一歩間違うとのたれ死ぬ怖さ」。民間医療保険への加入はぜんそくを理由に断られ、の勤務先と契約する保険に入ったが、仮にが失業すれば無保険にな

    コラム別に読む : 教科書に載ってないUSA語録 町山智浩さん - 星野学 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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