AgICは「電子回路制作を身近なものにし、3Dプリンターによるメーカームーブメントや子どもの知育の領域で、静かな革命を起こす」ことを目指し、様々なコラボレーションを行う。その中心にいるのが杉本雅明取締役(写真)だ。 デジタルテクノロジーの進化により「デザイン」の概念が変わってきた。 デザインと技術、ビジネスの融合により社会変革を目指す起業家が現れた。 「これを使えば誰でも電子回路がつくれ、広告デザインやアート、教育など様々な分野に使用できる」 東京大学発スタートアップのAgIC(エージック)・取締役共同創業者の杉本雅明は、「電気を通すインク」と言われる、銀ナノ粒子インクの専用ペンについて語る。専用用紙に線を描くだけで、簡単に電子回路制作ができ、LEDの明かりが光るため、多くの応用用途があり、ただのプロダクトにとどまらないという。 AgICは2014年1月創業。東京大学大学院情報理工学系研究