昨年初めに、まねきTV/ロクラク2の最高裁判決が出て以来、「クラウドサービスと・・・」というネタだけで一年が終わってしまった感がある著作権業界。 年が明けても、その流れは未だ健在のようで、我らが日経紙も先週の「法務インサイド」に続き、「@ネット」面でもこの話題を取り上げている。 題して、 「音楽クラウド『暗雲』」 という、ちょっと洒落たタイトルの記事*1。 もっとも、内容としては、巷で言われているような、 「米国など諸外国では、アップルの『iCloud』をはじめとするクラウド型音楽配信サービスが続々と開始されているが、我が国では著作権が壁となって導入が遅れている」 というレベルの話に留まっており、さほどの真新しさは感じられないのだが・・・。 ちなみに、記事の中では、「日本では(クラウド型サービスの)著作権に関する線引きが曖昧で、見解に違いがある」という点がかなり強調されており、 「利用者が