サイゼリヤの進化か、改悪か? メニュー削減と2000店舗拡大の裏にある戦略:スピン経済の歩き方(1/7 ページ) 最近、サイゼリヤをこよなく愛する人々“サイゼリヤン”から「ずいぶんメニューが減った気がする」という嘆きの声が聞こえる。 筆者もちょっと前までは「赤身と脂身のバランスの良さ」をウリとしていた「リブステーキ」が好きでよく注文していたのだが、今見たらメニューから消えていた。 サイゼリヤでは定期的にメニューを改変しており、これまでも「大好きなシーフドパエリアなくなっている!」なんてファンの嘆きがたびたび注目を集めているが、今回はそういう話ではない。メニューが全体的にスカ……ではなく厳選された印象がある。 それもそのはずで2023年末、「サイゼリヤ社長、円安定着『メニュー3割削減で効率化』」(日本経済新聞 2023年12月6日)で報じられたように、値上げを進める外食チェーンが多い中、サイ