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ブックマーク / taimatsu.cocolog-nifty.com (5)

  • 「オタク女子研究」の注目すべき点: 再イオン化

    非難囂々の「オタク女子研究」ですが、いくつか注目すべき点があるのは事実ですね。まずは興味深い指摘になっているところを挙げてみましょうか。 ・萌えと恋愛とは別腹(43ページ) ・30代半ばより下の世代は「モテないこと」「オタク化する自分」に躊躇しない(54ページ) ・女子オタクはコミュニケーション志向が強い(121、123ページ) ・女性がオナニーの話をしないのは、自分のナルシズムを隠したいという羞恥心を持っているため(148ページ) ・BLややおいは女性読者にとって感情移入できないもの。だから楽に語れる(156-157ページ) ・腐女子は関心が妄想に向かっているので、現実の男に欲がない(167ページ) ・腐女子は現実に対応するために様々な顔を使い分ける(213ページ) それから、現在のストレスフルな現在の競争社会を生き抜く「ワザ」として、腐女子的な「楽な」生き方を提言しているところが興味深

  • 敵が味方になる謎: 再イオン化

    今日はある研究会の会合でした。私は、いわゆる「おたく」の人たちが感じている生きにくさの歴史的/社会的形成過程を発表しました。恋愛主義の確立と、パーソナルコミュニケーションメディアの発達が、おたくの人たちの生きにくさの背景となっているのではないか、という。これはちょっと進捗状況が遅いので、頑張らないと。 で、参加者のIさんから、非常に興味深い話をうかがったのです。少年格闘漫画で文章を書いていらっしゃるのですが、「最強」と「ルール」のお話になったのですね。「あしたのジョー」で、ホセと戦ったジョーは、ルールならざる「男の拳」でホセに挑みました。しかしホセは、ルールに従ってジョーと戦いました。ジョーは片思いだったわけです。一方カーロスとジョーは、ルールは守りませんが、実に楽しそうに戦います。つまり彼らは「拳で語り合って」いるので、二人の想いは互いに通じ合っていることになります。格闘漫画は拳で想

    TakahashiMasaki
    TakahashiMasaki 2006/03/26
    "それからジャンプ作品では、戦った後の強敵が、次に会うときには味方になっていたりしますが、それは愛を交わしあったからからなんですね。"そうなのか?単に人気が出て編集の要請で仲間にしたとかもあるのでは
  • 原書房編集の投稿: 再イオン化

    もういい加減「オタク女子研究」について考えるのはやめようかと思っていたんですが、編集の人のこんなコメントを見て、また血圧が上がりましたよ。 http://www.harashobo.co.jp/editor/bbs/mbbs.cgi 第一のツッコミどころは、「皆様の話のネタとなれば」の部分。ネタじゃすまされないんだって! 隠れていたい人を興味位で掘り返すのって、倫理的問題が発生するんだって! 以前も書きましたが、この恐るべき無神経さには、空恐ろしささえ覚えます。 第二のツッコミどころは、「自虐系ギャグ」のところ。ギャグだったの、この?ギャグならばきちんとギャグと書くべきです。それにこの文の背後には、「ギャグなんだから真に受けないでね」という逃げがうかがえます。ですがギャグだからといって、間違ったことを書いていいという免罪符には絶対になりません。間違った情報を載せて、それを「ギャグ」と言

  • 杉浦由美子「オタク女子研究 腐女子思想体系」: 一日一やおい

    正直なところ、もっとも恐れていたことが起こった、という感じです。 テレビなどで「乙女ロード」が取り上げられるようになってから、ずっと懸念していたことがありました。それは、メディアによっておたく女性が白日のもとにさらされ、間違った紹介をされ、好奇の視線にさらされ、結果として女性の表現に大きな障害が生まれるのではないかということです。私は女子じゃないので言える立場にないのかもしれませんが、女性向けコンテンツを大量に摂取し、楽しみ、分析している身。原告適格を認めていただきたいものです。 で、このですが、 「裏をとってる情報が非常に少ない…印象や一般化できない例で語っている」 「2ちゃん情報を鵜呑みにしている」 「そもそも間違いが多すぎる」 「腐女子の多様性を無視し、単純なものとしてカテゴライズしようとしている」 という、重大な問題を抱えています。AmazonとBK1の書評で書いたので、ここでは

    TakahashiMasaki
    TakahashiMasaki 2006/03/21
    (読んでないので保留。批判的な人
  • 「かしまし」と男の子たちの生きにくさ: 再イオン化

    「かしまし」が気になっています。「電撃大王」連載中で、アニメも放送中の。 宇宙船にぶつかられた結果、遺伝子レベルから女の子になってしまった男の子・はずむの物語です。男の子だったときは、ガーデニングが趣味の、クラスの中でも目立たない存在。ですが女の子になると、とたんに明るくなります。女の子になることで、幼なじみで活発なとまり、美少女ですが孤独なやす菜との恋も成長していきます。 象徴的なのは、男の子だったときのはずむは、常に目が隠れて描かれることです。行動もはっきりしません。男の子の時のはずむは、「ほんとうの自分ではない」ことが、明に暗に示されるのですね。はずむは、女の子になることによって解放され、「ほんとうの自分」になるのです。そして女の子との恋愛も可能になるのです。 あかほりさとるが原作なので、基的にはあまり面倒なことは考えていないでしょう。百合ブームに乗って、女の子どうしの恋愛を描こう

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