青森南高校(横山律朗校長)が2012年度、外国語科の1年生40人分の「情報A」の教科書の発注を忘れ、1年間教科書がないまま授業を行っていたことが30日、同校への取材で分かった。発注ミスは県教委に報告していなかった。授業はプリントを使って行い、同校は「授業内容に支障はなかった」としている。 同校によると、外国語科は11年度まで、情報Aの授業を2、3年生で履修していたが、12年度は1、2年生での履修に変更した。 同校は11年7月、発注する教科書数を記入した書類を県教委に提出する際、外国語科1年生の情報Aを記入し忘れたため、12年度に生徒に渡らなかった。前半はパソコンを使う授業だったため、座学が始まる12月になって生徒が教科書を持っていないことに気づいたという。業者に問い合わせたが在庫がなく、13年度にやっと教科書が渡った。 各学校の教科書数の届け出をまとめて文部科学省に提出する県教委も、