市場調査の矢野経済研究所が2016年12月7日に発表した「オタク市場に関する調査」の、15年度の「オタク」一人あたりの年間平均消費金額に、違和感を覚える人がインターネットの掲示板などに相次いで声を寄せている。 調査は16年8~10月にかけて、アニメや同人誌、フィギュア、鉄道模型、アイドル、プロレス、コスプレ衣装、メイド喫茶やコンセプトカフェ、オンラインゲーム、ボーイズラブ、ミリタリー関連商品などを取り扱う事業者や業界団体を対象に調査したほか、インターネットによる消費者アンケートも実施した。 消費額が最も多いのは「アイドルオタク」 矢野経済研究所の「オタク市場に関する調査 2016」によると、調査でいう「オタク市場」とは、一定数のコアユーザーを有するとみられ、「オタクの聖地」である秋葉原などで取り扱われることが比較的多いコンテンツや物販、サービスなどの市場を指す。 同人誌やプラモデル、フィギ