Inc.:人類史上において、「凡庸な人を昇進させたい、ディルバートの法則(企業は無能な者から昇進させるという風刺)を実現したい」と考えた経営者はいませんでした。 しかし、大企業で働いたことのある多くの人は、「昇進時の待遇の良さや良識的な人事が魅力なのに、なぜか企業というものはステレオタイプで不条理な組織の仕組みに陥って、無能な人から昇進させてしまいます」とこぼします。 なぜ、このようなことが起こるのでしょうか? ベンチャーキャピタルの経営者、Ben Horowitz氏には、最近出版された彼の著書『The Hard Thing About Hard Things』で、「できの悪い人から出世する法則」を展開しています。 「できの悪い人から出世する法則とは、本当に才能ある人でも、大企業である程度まで出世すると、最終的に最もできない人に変わってしまうことがあるというものです」とHorowitz氏は