社会の至る場所、橋やトンネル、ビル、鉄道などのインフラから農場、工場、さらには自動車、家電、人体などにセンサを配置してデータを収集し、通信網を通じて集めたデータを解析することで新しい知見や価値を生み出そうとするのがIoT(Internet of Things)です。FacebookやTwitterなどのSNSで人間が生み出すテキストデータだけではなく、機械(センサ)もデータを生み出すことから、モノのインターネットとも言われています。 ビッグデータがデータを解析する側の言葉だとすると、ビッグデータを生み出す端末側の言葉がIoTです。表裏一体の関係にあるIoTとビッグデータに関しては、国立情報学研究所の佐藤一郎教授がコラム「ビッグデータからIoT(モノのインターネット)へ」(関連URL)に大変わかりやすく書かれています。 さて、このコラムではIoTそのものというよりは、IoTを巡る半導体業界の
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