3月最後の土、日。東京都品川区の公園で、「血めぐりウォーク」というウォーキング・イベントが開催された。元スピードスケート選手の勅使川原郁恵氏などとともにウォーキングを楽しむこのイベントには、様々な年齢層の女性が集まり、春の1日を楽しんだ。 「血めぐり」という聞き慣れない言葉の仕掛け人は実は花王。同社が2007年秋から取り組んでいる口コミを活用するマーケティング新手法「インフルエンサー・マーケティング」の一環だ。2006年に発売した「めぐりズム 蒸気温熱パワー」のマーケティング支援と位置付けられている。 インフルエンサー・マーケティングとは言葉の通り、「影響力のある個人」を通じて商品やサービスの情報を発信し、一般消費者への認知度を高める手法。『その1人が30万人を動かす 影響力を味方につけるインフルエンサー・マーケティング』(東洋経済新報社)の著者であるブルーカレント・ジャパン代表取締役の本
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