政府や自治体が「通達」を出した場合、それが「いかようにも読み取れる」場合があります。なぜならばある程度の弾力性をもった表現にしないといろいろなところで問題が生じるからです。 このため「これってどうするの?」という問い合わせがきます。これを「疑義照会」といいます。 今回のインフルA/H1N1では、強毒性を前提としたマニュアルに従うと、現実的ではない著しい人権侵害につながるおそれもあるために、現場が大変困っていました。 症例定義から渡航歴等の地域情報が落ちた段階で、「インフルエンザキットでA陽性」あるいはインフルエンザっぽいがキットで陰性(反応しないだけかも?)の人の対応をどうするかについて混乱が生じました。 入院勧告で一律入院させてしまったら、個人や家族の生活が多大な影響を受けます。また上記のカテゴリーを全部PCRに出したら、予算上もマンパワー上もたいへんなことになります。 PCR検査や入院