JPNICでは、 本年表へのフィードバックや関連資料等の寄贈を受け付けています。 記事へリンクする場合は、 アンカー一覧をご覧ください。 セキュリティに関連する出来事についてはのご協力をいただいています。
2月上旬、NHKのラジオセンターに衝撃が走った。 「どうやら民放が、ネットでのサイマルに踏み切るらしい」「何だそれ、聞いてないぞ」――。 マスメディア産業の一角が、ついに生き残りをかけて、重い腰を上げた。NHK以外の民放局である。受信料で成り立つNHKと民放とでは、それだけ危機感に雲泥の開きがあるということだ。 AM、FM、短波の大手民放ラジオ局13社は、3月中旬から、地上波と同じ放送内容をインターネットでもサイマル(同時)送信することを決めた。日本音楽著作権協会(JASRAC)や日本レコード協会といった権利団体とも合意を得た。2月中にも正式発表する。 パソコンなどから「RADIKO(ラジコ)」のウェブサイトにアクセスすれば、無料で地上波と同じラジオ放送を聴けるようになる。ただし、アクセス元のIPアドレスから住所を類推する仕組みを用いて、当面は首都圏と大阪府の利用者に限定する。 大手放送局
インターネットのプロトコルの多くは、セキュリティを前提としていないため、盗聴や改ざん、なりすましなどへの耐性がない。そこで、現在では通信経路のセキュリティを高めるVPNの技術が幅広く利用されている。VPNがどのようにインターネット上で使われるのか、見てみよう。 インターネットを利用するVPN 企業のWAN構築には、専用線を始めフレームリレー、IP-VPN、広域Ethernetに至るまで、古くから通信事業者のサービスが必要であった。しかし、公衆のネットワークであるインターネットを用いることで、ユーザーが自前でVPNを構築することも可能になっている。これが「インターネットVPN」である(図1)。 インターネットVPNでは、VPN専用のプロトコルを用いてトンネリングを実現し、さらにセキュリティも確保する。単にトンネリングするだけではなく、セキュリティ機能が必要になるのは、インターネットの性格が背
Host name: 133.242.243.6 IP address: 133.242.243.6 Location: JAPAN Is this wrong? Make a correction or Download a High-Accuracy Version Are you an ISP / host? Update an entire block Hostip.info is a community-based project to geolocate IP addresses, making the database freely available (see below) but it needs you to put in your city to make it work. It only takes 10 seconds, and you'll get a warm
近隣にある無線LANアクセス・ポイントがたまたま何のセキュリティ対策も施しておらず,自分のノート・パソコンの無線LAN機能をオンにしたらそこにつながってしまった…。こんな経験は多くの人にあるでしょう。このとき,「他人の無線LANアクセス・ポイントを勝手に使うのはもしかして違法では?」と思うかもしれません。 このようなケースで適用される法律があるとすれば,「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」,いわゆる不正アクセス禁止法です。しかし,この法律は,情報管理者によってアクセス制御を施しているコンピュータに侵入する行為などを禁止したものです。何のセキュリティ対策もとらずに誰もが使えるような状態になっている機器は,この法律が保護する対象には入りません。つまり,この場合の無線LANアクセス・ポイントは,不正アクセス禁止法では保護されないのです。 また,他人の無線LANアクセス・ポイントが発する電波を
第4章より続く。 今回は、インターネットの歴史の第5章として、「法律と秩序」「大いなる失敗」というタイトルで2つの分野を見てみよう。 法律と秩序 インターネットの歴史には、著作権侵害、分散型サービス拒否(DDoS)攻撃、さらにはウィルスの話題までもがぎっしりと詰まっている。面白い話や笑い話も多いが、残念な話もある。このセクションでは比較的新しい出来事を5項目取り上げた。 2000年2月 マフィアボーイによる有名サイト攻撃事件 当時わずか15歳だった「マフィアボーイ」ことMike Calceは2000年、CNN、Dell、eBay、Amazon、Yahooといった巨大な11のウェブサイトにDDoS攻撃を行った。アナリストの試算によると累計の被害金額は10億ポンド近くに達したという。スクリプト好きなティーンエージャーなら、インターネットで武装さえすれば、社会に壊滅的な打撃を与えられることを示し
第5章より続く。 今回でこの特集も最後となる。前回で、50件の主要な出来事を10の分野に分けて紹介し終えた。そこで今回は、インターネットの歴史の第6章として、各分野で残念ながら選外となった出来事をまとめて紹介する。 特筆すべき出来事 数十年にもわたるコンピュータの歴史を語るには50件の出来事でも少なすぎる。われわれは最初に作成した候補リストに200件近い出来事をリストアップしたくらいだ。 およそ100件に絞り込んだ最終リストの中から、この記事で取り上げた50件に惜しくも選ばれなかった各分野の出来事の一部を以下に示した。 「黎明(れいめい)期」で選外となった出来事 1978 - 米国で最初のBBSシステムが稼動 1983 - FidoNetが稼動 1984 - Ciscoが創業 1985 - .ukドメインが導入 「ネットワーク網の広がり」で選外となった出来事 1981 - Hayes Co
第3章より続く。 今回は、インターネットの歴史の第4章として、「Web 1.0」「Web 2.0」というタイトルで2つの分野を見てみよう。 Web 1.0 質問する相手によって答えは違うだろうが、Web 1.0は一般に、ドットコムバブルがはじけるまでのウェブの時代を指すとされている。サイトのほとんどは静的なページで、情報は単純にインターネット上で利用できるだけであり、アクセスした人専用には作られていなかった。なおわれわれは、短命だった「バブルビジネス」はWeb 1.0の5つの出来事には含めないことにした。 1993年5月 世界初のウェブ新聞The Tech The Techはマサチューセッツ工科大学(MIT)が発行するキャンパス新聞で、ウェブ上で読めるようになった世界初の新聞である。The Techのウェブサーバは完全な新聞を発行できる最初のシステムであり、ウェブが登場したときに存在してい
第2章より続く。 今回は、インターネットの歴史の第3章として、「オンラインメディア」「ウェブの特性」というタイトルで2つの分野を見てみよう。 オンラインメディア ウェブの大きなメリットの1つ(特にサイトの音楽編集者にとって)は、手間をかけずにメディアを配布できる点だ。これまでと比べてとても簡単に、音楽、動画、画像を配布することができる。このセクションではオンラインコンシューマーメディアがたどった道を取り上げてみよう。 1989年4月 MP3特許取得 MP3はインターネット上の音楽フォーマットとしてはおそらくもっとも一般的だろう。10年以上にわたって極めて広く利用されている。MP3はデジタル音楽の変革を促し、YouTubeビデオのコーデックとして用いられ、PtoPネットワークを飽和させ、そして今ではDRM(デジタル著作権管理)フリーのデジタル音楽のダウンロードに不可欠だ。この古い特許が認めら
第1章より続く。 今回は、インターネットの歴史の第2章として、「電子メールのすべて」「ソーシャルな世界にようこそ」というタイトルで2つの分野を見てみよう。 電子メールのすべて WWWが誕生する以前、ARPANETの時代には、電子メールはネットワーク上の全トラフィックの70%以上を占めていた。つまり、電子メールはインターネットの歴史の中でも重要な歯車の1つを担っていたのである。 1971年後半 初のネットワークメール 電子メッセージは1960年代のタイムシェアリング端末にさかのぼるが、現在の電子メールへとつながる画期的な第1歩は、コンピュータプログラマーのRay Tomlinson氏が、自分自身で書いたSNDMSGという名のプログラムを使って、最初の「ネットワークメール」を(一対一の送信ではなく複数マシン間で)送信したときだ。またTomlinson氏は電子メールのスタンダードに「@」記号を導
インターネットの歴史の中で重要な50の出来事を振り返ってみよう。 1995年までさかのぼってみると、この年、米国TIME誌は、「On a Screen Near You」と題した特集を組んだ。この特集では、ネット上にどのくらいポルノ情報が存在するのかを18カ月にわたって調べた米カーネギーメロン大学の研究結果が示された(論文のタイトルは「Marketing Pornography on the Information Superhighway」)。そして、コンピュータの前で驚いた顔をしている少年の姿を写した同誌の表紙が示唆したように、インターネットにはポルノや不道徳な情報が溢れていて、もはや子供が安全ではないことが実態として示された。 しかし記事そのものは興味深いものであった。特集では、掲示板、ニューズグループ、ダイアルアップモデムのほか、「情報スーパーハイウェイ」「サイバーポルノ」「電話料
※このRFC1855の日本語訳は訳者が個人の責任で翻訳したものです。文中〔〕【】の 部分は訳者が補った注記です。日本語訳 高橋邦夫 1996年2月2日(2020年10月26日改訂) ネットワーク・ワーキング・グループ RFC(Request For Comments)文書番号:1855 FYI(For Your Information)文書番号:28 分類:Informational サリー・ハンブリッジ著(インテル社) 1995年10月 高橋 邦夫訳(千葉学芸高等学校)1996年2月2日 2020年10月26日改訳 このメモの状態 このメモは、インターネットコミュニティのために情報を提供するものです。このメモは、いかなる種類のインターネット標準をも規定するものではありません。このメモの再配布は、制限しません。 概要 この文書は、各組織がガイドラインを定める際に適用できるようネットワー
「違法にならないネットライフ」第3回は、自分のブログに、他人のブログやニュース記事のリンクを張る場合、どのようなことに気をつけたらいいか、という問題です。数年前、ニュースサイトの記事への直リンク、いわゆる"無断リンク"を巡りちょっとした議論が起きたことがあります。一時は、"無断リンクお断り"という見解を示していたようなニュースサイトもありました。現在の状況はその逆。RSSフィードなどによって積極的に記事を外部へ配信し、ブロガーに取り上げてもらうなどしてサイトへの導線強化を図るようになっています。かつての"無断リンク"論争は終焉し、ブロガーが気兼ねなくニュースサイトの記事をリンクとともに取り上げられる環境が作られています。 ただ、問題が完全にないわけではありません。実はリンクの取り上げ方次第では、リンク先ホームページの開設者などに対する権利の侵害となるケースがあることはご存じでしょうか。ニュ
個人でオンラインショップを開設することはさほど難しくはありません。ですが、購入者との間で起きたトラブルに対応するのは大変だと思います。今回はそんなトラブルの一例を紹介します。 購入者から「注文数を間違えてしまったので、返品できませんか?」と言われたら、どう対応すればよいのでしょうか。この場合、購入者が申込み内容を確認できる画面を設けているかどうかで、返品に応じるべきか否か対応が異なってきます。オンラインショップを開設する際は、注意すべき点といえるでしょう。(編集部) 【Q】CDをネットで購入した顧客から、「枚数が違う」とクレームが…… 私は、数年前から自分のブログを通じて自作曲のCDを販売しているアーティストです。申込み手続は、画面上の申込みフォームに、購入するCDや枚数を入力してもらうという仕組みをとっています。先日、あるCDについて11枚の購入申込みがあったので、申込みどおり購入者にC
「旅先などで写真を撮影した際、他の人が写ってしまった」。こういうケースは、ほとんどの人が経験したことがあると言っていいのではないでしょうか。家族だけでこうした写真を共有する場合は問題はありませんが、不特定多数が閲覧するインターネット上で公開するとなれば、肖像権やプライバシーの問題が起こってきます。いわゆる「写り込み」の問題です。 今回は、こうした写真をブログにアップしたい場合、どのような対応をすればいいかについて考えていきます。写り込んだ人物が誰であるか特定できるかどうかが焦点となります。(編集部) 【Q】旅先での写真をブログにアップしたいのですが、他の人の姿が… 観光旅行に行ったときに撮った写真やビデオ映像を、私個人が趣味で作っているブログにアップして掲載したいと思っていますが、その中に他の観光客の写り込んだものがあります。私のブログは旅行先の雰囲気を紹介する全くの趣味サイトなのですが、
「子どもが親に黙ってネットで商品を購入してしまった」。そんな経験を持つ保護者の方も多いのではないでしょうか? ネットショッピングが普及するにつれ、こうしたケースは増えていると考えられます。ではこうした場合、保護者は売買契約を取り消すことはできるのでしょうか? 今回は、子どもが親に黙って、未成年者が購入してはいけないお酒の購入を申込んでしまったケースを基に考えます。未成年者が単独で行った売買契約の申し込みは、原則として事後に取り消すことができます。ですが、その例外として、「詐術」を用いた場合などは契約を取り消せないことになっており、注意が必要です。(編集部) 【Q】息子が嘘をついてお酒を注文、注文は取り消せる? 私は、16歳の息子を持つ父親ですが、先日息子が勝手にインターネットで高級洋酒を商品代引きの方法で注文してしまいました。息子は、その商品販売サイトの購入画面で、氏名欄には自分の名前を入
2009年1月15~16日にかけて,世界中の電波望遠鏡をインターネットでつないで構成した巨大な仮想電波望遠鏡による史上最大規模の天文観測が実施される。これは国連が2009年を「世界天文年」と定めたことを記念したもの。今回の天文観測イベントは,情報通信研究機構(NICT)をはじめ,欧州VLBI連合研究機構(JIVE:Joint Institute for VLBI in Europe),オーストラリア連邦科学産業研究機構(ATNF:Australia Telescope National Facility),中国科学院などが協力して行う。 電波望遠鏡をインターネットでつないで仮想電波望遠鏡を構成する技術は「e-VLBI」(e-very long baseline interferometry)と呼ばれる。複数の電波望遠鏡で観測したデータを磁気テープに記録し,一カ所に集めて「相関処理」(各デー
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