BiSHは、かつてのBiSでの熱狂を求める者たちの受け皿に、まずはなることができた。それを確認することができたのが、2015年4月30日に渋谷TSUTAYA O-nestで開催されたVampilliaの主催イベント「いいにおいのするいきのいいやつらTOKYO」だった。 ライヴの一番手であるVampillia課外活動セットは、ヴォイオリンが響くなかで、ヴォーカルがポエムリーディングのように「エクスタシー」という言葉を繰り返す。耽美的にしてドラマティックな演奏だ。 その演奏が終わると、ミッキーマウスの耳と鼻をつけている以外は人間のままの男性が、高い声を発しながらステージに現れた。何者かと思っていると、そのままギターをセッティング。ギターの/japanだった。他のメンバーがその姿を「Vampilliaの最高傑作」と呼んでいたが、最高傑作かはさておき、たしかに唐突極まりなかった。そして、ヴォイオリ
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