7月4日に静岡県が公開した、ドローンの映像から作った土石流災害の崩壊現場の3Dモデル=鈴木雄介さん提供 連載『地デジ最前線』 7月初めに起きた静岡県熱海市の大規模な土石流災害は、その被害状況の把握に県が公開した地形のオープンデータが使われました。静岡県は、仮想空間に建物や森、河川など県を丸ごと再現する「VIRTUAL SHIZUOKA」(バーチャル静岡)構想を掲げ、全国で初めてとなる地形データのオープンデータ化を進めてきました。地形データのオープンデータ化に二の足を踏む自治体が多い中で、なぜデータをオープンにし、どう進めてきたのでしょうか。また熱海の災害ではどのようにデータを活用したのでしょうか。(朝日新聞記者・篠健一郎) 【写真】3Dモデルで表された崩壊現場、実際の写真はこちら 「盛り土」の存在を指摘した地形図も 発災半日後、有志チーム結成7月3日午後、Facebook上に「静岡点群サポ